手のはなし１０

手のはなし

森竹高裕

動物の手と人間の手　

時　数　 11 / 16
活動名　「動物の手と人間の手」
ねらい：手の使えない動物は，体のどの部分を使って，どんな仕事をしているのかを考える。

展　開

教師の働きかけと予想される子供の現れ						子供を支える手だて
						・動物写真の資料を見せながら，動物には手がないかわりに，身体のほかの部分を使って手と同じ仕事をしていることに気付かせる。　　　　　　　　　　・図書館に出かけ，他の動物は身体のどの部分を使って手と同じ仕事をしているかを，本の中から捜す。　　　　　　　　　　　　　・学校で飼っている兎、鶏，ブンチョウについても，身体のどの部分を使って手と同じ仕事をしているかを発見してほしい。　　　　　　　　　　　　　　　・探検カードに観察したことをまとめる。
手のない動物は，体のどこを使ってどんな仕事をしているだろうか？
動物の名前　使う体の場所　　　手の仕事きりん　　　　　舌　　　　　　　　　草を　はこぶ
図書館にいって本を調べてみよう。
・ぞう－はな－つかむ　　・つばめ－口－はたく　・はち－足－まるめる　　・ライオン－口－だく　・うみねこ－口－つつく　・おおかみ－口－殺す　・とり－口－渡す　　　　・かまきり－口、鎌－切る
学校のニワトリやウサギを見てみよう。
・ニワトリ：口で運ぶ，口でつつく，口でかく　　　・ウサギ：足で押さえる，足で掘る
たんけんカードにまとめよう。

考　察

　第１１時は，手の働きと動物について学習した。動物は手を使って人間と同じような仕事をすることができない。そこで，動物たちは身体のどの部分を使って，手と同じような仕事をするのか考えた。まず子供たちに，キリンやライオンの写真を見せて身体のどの部分にを使って手と同じ仕事をするかについて考えさせた。次に，図書室に出かけ，他の動物たちは身体のどの部分を使って，手と同じ仕事をしているのか本から調べた。

　授業展開の関係から，本から調べる活動を十分に取ることができなかったことが反省としてあげられる。本時の場合は，後半のウサギやニワトリの観察の活動を割愛して，本から動物が手の代わりにしている仕事を捜す活動を中心的な活動にすればよかった。そうすれば，一人一人がもっと多くの動物の仕事についての手の働きを発見をすることができたであろう。

　授業のまとめとして，学校内にいる動物が身体のどの部分を使って，手と同じ仕事をしているかについてまとめた。