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手のはなし

森竹高裕

手と道具 



時 数  7 / 16
活動名 「手と道具」
ねらい:身の回りの道具の中には手と同じ働きをするものがあることに気づき,道具は手よりも便利なものであることが分かる。

展開

     教師の働きかけと予想される児童のあらわれ   子供を支える手立て
 
・手がする仕事と同じ働きをする道具があることに気付く。   
          
          
体験@       
・まず,紙を切る個人作業ではさみのほうが手よりも早く正確に仕事をすることに気付く
          
・子供たちのあげる道具は,実物を黒板にはっていく。     






・多くの手で仕事をした場合と一つの道具で仕事をした場合では,どちらが多くの仕事をすることができるかを予想し,意見を対立させてほしい。    





          
体験A       
・運動場に出て水運びや砂場の土を掘ってみる。(水運びについては,水を運ぶ必然性を持たせるために,火をおこし,その火を消す仕事をする)    
 
ここにあげた手の仕事は何の道具を使ってすることができるでしょうか? 
 ・すくう:おたま,バケツ      ・掘る:シャベル,くわ
 ・切る:はさみ,のこぎり

手がする仕事と道具のする仕事では,どちらが便利でしょうか? 
  ・道具のほうが便利だよ             

  (仕事) (手)
・紙を切る:ちぎる
・水を運ぶ:すくう
・土を掘る・ほる

  (道具)
・紙を切る:カッター のこぎり 包丁
・水を運ぶ:バケツ コップ おたま れんげ 
・土を掘る:シャベル スコップ くわ

  
では,たくさんの手で仕事をしたら,一つの道具よりも多くの仕事をすることができるだろうか?
<たくさんの手のほうが便利> 21人 
 ・人数が沢山いれば,勝てる。           
 ・手はいろいろな仕事をすることができる。

<一つの道具のほうが便利> 13人        
 ・それでもまだ道具のほうが沢山の仕事をする。   
 ・火事のときは,道具を使ったほうが早い。

     たくさんの手と道具で競争をしてみよう。 
 ・水運び  (たくさんの手 対 一つのバケツ)    
 ・土を掘る (たくさんの手 対 一つのシャベル)    

 
 
考 察
 第7時は,手と道具について考えた。手と道具では,どちらがより多くの仕事をするか,道具を使うといかに便利であるかを気づかせた。実際に運動場で火を燃やし,たった一つのバケツと33人の手でどちらが早く火を消せるか競争した。圧倒的にバケツを使ったほうが早く,改めて道具の便利さに気づいたことと思われる。
 


 

2学年1組 社会科学習授業案(生活科志向)
                               授業者 森竹高裕
 
1.単元名   「手のはなし」
2.本時の目標  
身の回りの道具の中には手と同じ働きをするものがあることに気づき道具は手よりも便利なものであることに気付く。
3.展開
      教師の働きかけと予想される児童のあらわれ     指導上の留意点
 
          
          
・手がする仕事と同じ働きをする道具があることに気付く。   
          
          
体験@       
・まず,紙を切る個人作業ではさみのほうが手よりも早く正確に仕事をすることに気付く
          
          
手の仕事と道具の仕事ではどちらが便利か考えさせる。     
          
          
・多くの手で仕事をした場合と一つの道具で仕事をした場合では,どちらが多くの仕事をすることができるかを予想し,意見を対立させてほしい。    
          
          
体験A       
・実際に運動場に出て水運びや砂場の土を掘ってみる。     
          



 
ここにあげた手の仕事は、何の道具を使ってすることができるでしょうか? 
 ・すくう:おたま,バケツ  ・切る:はさみ,のこぎり
 ・集める:ほうき      ・掘る:シャベル,くわ

手がする仕事と道具のする仕事では,どちらが便利でしょうか? 
仕事   手  道具 
 紙を切る  ちぎる  はさみ
 水をはこぶ  すくう  バケツ
 土を掘る   ほる   シャベル 
    
    

では,たくさんの手で仕事をしたら,道具よりも多くの仕事をすることができるだろうか?        
<手のほうが仕事をする>   
 ・人数が沢山いれば,勝てる。
<道具のほうが仕事をする>  
 ・それでもまだ道具のほうが沢山の仕事をする。
 ・道具のほうが便利。

    
      たくさんの手と道具で競争をしてみよう。 
 ・水運び  (たくさんの手 対 一つのバケツ) 
 ・土を掘る (たくさんの手 対 一つのシャベル)

   やっぱり,道具が早かったよ。道具は便利だね。  
 

 

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