水はともだち１０

時　数　 14～15 / 25
活動名　「もっと楽しく外で遊べる工夫をしよう」
ねらい：雨の日に外で楽しく過ごせるように，遊具を使って家作りなどをする。

展　開

教師の働きかけと予想される子供の現れ	子供を支える手だて
	・前日の帰りの会の時間を使って，何をしたいか子供の願いを聞く　　　　　　　　　　・材料として発泡スチロ－ル，ビニル袋，シ－トなどが適していることを話す。　　　　　　　　　　　　　　・ジャングルジム全体を包むようなシートを用意する　　　　　　　　　　・どこにいけば手頃な材料があるかを教える・雨が降ることを楽しみにする子供でほしい
雨の日に運動場で何をして遊びたいですか？
・砂場で遊びたい。　　　　　　・川を作りたい。　　　・ジャングルジムで家を作りたい。
遊具を使って，雨が降っても大丈夫な家を作ろう
＜ジャングルジム＞　　　＜すべり台＞　　　＜うんてい＞　・傘をさして屋根作る　　　・傘をさして屋根作り　・くつおきばを作る　　　　　・シートを巻いて壁を作る　・シートを敷いて座る　　　・板を敷いて座る　・本をもってくる　　　　　　・４階建の建物になった　・板を置いて床を作るよ
雨が早く降らないかなあ

考　察

第１４～１５時は，雨の日に楽しく遊ぶために家作りをした。前日の帰りの会の時間を使って，「雨の日に運動場で何をして遊びたいですか？」と尋ねると，圧倒的多数でジャングルジムを使って家を作ることが決まった。子供たちがこの家作りに賛成したのには経緯がある。以前雨の日に，運動場を探検したことがあった。子供たちを自由に遊ばせていたところ，ジャングルジムに傘をひっかけて屋根がわりとして遊び始めた。この遊びは随分面白い遊びのようで，ほとんどの子供がここで遊んでいた。学級通信にも紹介したことがある。（資料．18）このことが原体験となったのであろう。子供たちはジャングルジムを使って家を作ることに大変興味をもった。

　そこで天気のいい日に，遊具を使って家を作ることにした。子供たちは材料として発　泡スチロ－ル・ビニル袋・シ－トなどをもってきた。教師は，ビニル袋・大きなシ－ト　・ジャングルジムにひっかかる位の板などを用意した。子供たちはこの材料を上手にい　かして，家を作り始めた。板を敷いて椅子にしたり，ベットを作ったり，　窓や入り口のドアを付けたりしていた。２時間ほどで出来上がったが，放課後にもまだ　やり足りないところを作ったり，家の中でくつろいだりしていた。中には板と椅子を上　手に組み合わせて机を作り，ジャングルジムの家の中で宿題をしていた子もいた。