なかよしの木１１

時数　　　14～15 / 21
活動名　「プレゼントを作ろう」
ねらい：「なかよしの木」に落ち葉を使ったプレゼントを作ったり贈る活動を通して，「なかよしの木」にたいする愛着の気持ちを深める。

展　開

教師の働きかけと予想される子供のあらわれ	子供を支える手だて
	・針，糸の使い方について教えてほしい子供については教師が教える。　　　　　　　　　　　　　　　　・必要に応じて材料は取りにいってよいことにする　　　　　　　　　　　　　・紙を使っている子供についいては雨が降ったらどうしたらよいか考えさせる。　　　　　　　　　　　　・「なかよしの木」に喜んでプレゼントを贈ってほしい。
「なかよしの木」にプレゼントを作ろう。
・落ち葉のネックレス　・数珠の首飾り　・数珠の指輪　・名刺　・松ぼっくりの飾り　・すすきのふくろう
「なかよしの木」にプレゼントを贈ろう。
・木にかける　・木の回りを飾る　・木の下におく

考　察

　第１４～１５時は，「なかよしの木」に贈るためのプレゼントを作った。第１３時において設計図を書いていたので，子供たちはスムーズに作業にはいることができた。目的のないままに落ち葉や木の実を使って何かを作るのではなく，「なかよしの木」にプレゼントをあげるのだという目的を持たせたことは，子供の意欲を高める上でよかったと思う。しかし２時間の作業では，手の込んだ立派なものを作ることはできなかった。

　見映えのするものを作るためには，もう少し時間をかけるべきだったのかな，という感想をもった。また，せっかく集めた落ち葉を十分に生かしている子供も少なかった。大人が考えるほど，子供はたくさんの落ち葉を必要としないようである。せっかく集めた落ち葉なのだから，もっともっと落ち葉を使う工夫をすればよかったと思う。

　女の子の半分くらいの子が数珠玉とビ－ズをつかったネックレスを作っていた。このネックレス作りに興味を示した子供が多かった。これを作るためには，針と糸が必要である。針に糸を通すことはできるのだが，糸を結ぶという仕事はまだできない子が多かった。そこで糸を結ぶことについては教師が援助した。男の子の多くはふくろうを作っていた。１年生の先生にふくろうの作り方を教えてもらい，自分たちでふくろうを作ることができた。

　プレゼントができた子から自分の「なかよしの木」にプレゼントを渡して（木にかけて）きた。