なかよしの木０８

時数　　　10 / 21
活動名　「なかよしの木と遊ぶ相談をしよう」
ねらい：「なかよしの木」とどんなことをして遊びたいかを相談する。

展　開

教師の働きかけと予想される子供のあらわれ	子供を支える手だて
	・前時にスケッチした絵を思い出したり，写真を見ることによって改めて木が紅葉していることに気付いてほしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・紅葉した葉を使って何かをつくるという意識を大切にしていきたい。　　　　　　　　　　　　　　　　・ゲームについては後日紹介することを約束する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・「なかよしの木」に対する愛情の気持ち，親しみの気持ちをもってほしい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・各自メモ帳を持たせて，気付いたことアイディアなどを記録する。
はっぱの色にはどんな色がありましたか？
・レモン色　　・茶色　　・こげ茶色　　・オレンジ　　　・赤　　・緑　　・黄緑　　・黄色　　・山吹色　　・緑
なかよしになった「なかよしの木」と何かしたいことはありますか？
・水をあげる　　　 (15) ・ゲームをする ( 2)　　・お話をしてあげる ( 0) ・名刺をあげる ( 5)　　・プレゼントをする (22) ・挨拶する　　 (13)
プレゼントに使うはっぱは，どうしよう。
［木からもらう］　　　　　　　　　　　　　　　　　・おっこちているのは，乾いていてパリパリ　　　［落ちているのを拾う］　　　　　　　　　　　　　　・木が禿げちゃう　　・自然に落ちてくる　　　　　・かわいそう　　　　・木も生きているよ
どんなプレゼントをしたいか「なかよしの木」を見てこよう。

考　察

　第１０時は，なかよしになった木とどんなことをしたいかを話し合った。まず初めに前時に写した写真を配り，ハッパの色にはどんな色があるかを確認していった。夏の頃に比べてたくさんの色があることを確認した後，「なかよしの木」とどんなことをしてみたいか自由に意見を発表しあった。このなかで「プレゼントをあげたい」という子供の意見を生かし，紅葉した葉を使ってプレゼントを作ることになった。しかし、ここで問題になったのが「はっぱをどうやって手に入れるか」という問題であった。意見は大きく２つに分かれた。一つは，［木からもらう］でもう一つは［落ちているのを拾う］である。どちらにもそれなりに考えがあるのだが，子供の多くは「木からハッパをむしったらかわいそう」というのである。「なかよしの木」に対する気持ちが深まっているのだな，ということを感じた。

　だが「木からハッパをもらわない」ということにすると，落ち葉をたくさん使ったプレゼントを作れなくなってしまう。このジレンマに教師は悩み，意見をまとめずに授業を終わった。