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小学校卒業式　呼びかけの言葉

森竹高裕

吹く風もやわらかく、命の息吹を感じます。
昨日まではつぽみだったすみれの花が、今朝は、もう咲いている。

草木も鳥も空気さえも新しい季節の訪れをつげているような
今日、３月２０日
たくさんの思い出をだいて
私達は卒業します。
卒業します

　　　　　詩

あなたにめぐりあえて　ほんとうによかった
生きていてよかった
生かされてきてよかった
あなたにめぐりあえたから

つまづいてもいい
ころんでもいい
これから先
どんなことがあってもいい
あなたにめぐりあえたから

ひとりでもいい
こころから　そういってくれる人があれば

私にとっての小学校は、そう思える友連ができた場所です。
しかも、ひとりでなくふたり、
ふたりでなく十人、二十人、六十九人、
いや、それ以上の　大切な人達との出会いがここにはありました。

しかし、私達は、そんな住み慣れた三小を飛び立ち
新しく始まる２１世紀の扉を開くため　末来に続く掛け橋を　
仲間と共に、渡っていきます。
渡っていきます。

ふりかえれば６年間　いろいろなことがありました。
入学したばかりの１年生
お母さん、お父さんに手をひかれ、初めて校舎を見上げたあの日
ランドセルが重たくて、ひっくり返りそうでした。

大きくなって　ランドセルを背にした小学生を　見たとき
ぼくは　何を思い出すだろう
小学校の思いでは　なんだろうか

必死でかけ算九九を覚えたことかな
遠足でお浅間さんに行ったとき雨が降ってきてしまったことかな
みんなでかけ声を合わせてカヌーをこいだことかな
モルモットの世話をしたことかな
キャンプに行って初めて自分たちでごはんを作ったことかな

たくさんの思い出を　ランドセルいっぱいに詰め込みました
ぼくの生きていた印が
あそこにも　ここにも　残っていて
どこへ行っても
胸が　ふっくら　あたたかくなるからな

１年生といっしょに城北公園にいったなかよし遠足
１年生は、笑顔がいっぱいかわいかった。
なんといっても楽しかったのは、学習旅行。
自分たちで計画し、地図を片手に目的地に行きました。
どの電車に乗ればいいのかわからないときも、班のみんながいて心強かった。
忘れられない思い出です。

一緒に遊び、一緒に学んだ、６年間。
うれしいときも、苦しいときも、私たちはいつも一緒だった。
友達とけんかして泣いたときもあった。
でも、そのことで相手の気持ちを思いやるということを学んだ。
友達は一生の大切な宝物だ。
友達、それは、私たちにとってなくてはならないもの。
みんな、ありがとう。

私たちが今日、この日をむかえられたのも、
周りの方々の支えがあったからです。
いつも、私たちの後ろから支えてくださった先生方、
６年間本当にありがとうございました。
中学生になっても、先生方から学んだことを忘れず、がんぱります。

私が、おなかにいたときから大切に育ててくれた、お父さん、お母さん。
時々、意見があわないこともあったけど、家族だからわがまま言えました。
この１２年間、いつも見守ってくれていたから、私はがんばれました。

そして、５年生のみなさん。みなさんと委員会やクラブをして楽しかったです。
これからは、みなさんが、この学校を引っ張っていくのです。
みなさんのカで、素晴らしい小学校を築いてください。

私たちは、中学校という新しい世界に向かって出発します。
希望に満ちた明日にむかって。
私たちは出発します。
私たちは出発します。
知らないことがいっぱいあるから。
私たちは出発しします。
風が林をぬけるように。
私たちは出発します。
喜びが波をうちあげるように
私たちは出発します。
雲にむかって船が進むように

私たちは出発します。
飛行船に乗って
私たちの愛した小学校から
歌「飛行船」
さようなら　わが母校
さようなら　小学校
さようなら
さようなら

六年生を送る会　呼びかけの言葉
　
下級生のみなさん
今日は本当にありがとうございました。
私たちの胸は　今いろいろな思い出でいっぱいです。
もうじき、お別れなのだということが、
今日ほど　はっきりと感じられたことはありません。
さびしく
悲しく
もっと一緒にいたい　という気持ちがあふれだし、
泣かずにいるだけで精一杯なくらいです
しかし、私たちは立ち止まりません
今はつらいけれど　明日が来るから
ちょっぴりの不安と
たくさんの期待を
春の風が運んできてくれました
誰かが　おいでよってささやいている
私たちの　未来が　待っているから
私たちの　新しい暮らしが始まるから
さあ、どんな明日が待つのでしょう
そんな思いでいっぱいで歌います

歌「未来へ」（キロロ）

〜ハミングはじまり〜
一人ひとりの力では　何もできないけれど
みんなで
手をとり進みます
大きな未来を　つかむため
今
ぼくらは小さいけれど
大きな夢を忘れない
悲しみや苦しみを乗り越えて
ぼくたちは大人になっていきます
だからもう　涙をふいて
肩を組んでゆこう
未来に向かって
明日のために
〜ハミング終わり〜

私たちは　未来に向かって出発するのです
知らないことがいっぱいあるから
私たちは　出発するのです
風が林を　抜けるように
私たちは　出発するのです
喜びが　波をうちあげるように
私たちは　出発するのです
雲にむかって　船が進むように
私たちは　出発するのです
飛行船にのって
私たちの愛した　小学校から

歌「飛行船」