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楽しい修学旅行記の書き方
旅行の思い出ですが、「心に残ったことを書きましょう」とそのまま書かせるとしおりのもくじをそのまま写したようなつまらない作文になります。そこで、こんな指示をいれました。
１．学習旅行の思い出を班ごと集まって書こう
２．班別行動や旅館で起こった事件や「私は目撃した」こと書こう
３．他のみんなが知らなくて、ぜひ知ってもらいたいようなことを書こう
こんな指示をして数日後、集まった思い出のいくつかを載せます。
・西洋美術館で女子３人は感動していたのに、気づいたら男子は勝手に外で茶を飲んでいた。
・班で２人も財布をなくした。１人は予想されていた人物Ｓさん。
・朝なくしたＳさんの財布が布団の間から発見されたこと
・財布が見つかったとたん金遣いがあらくなった男子Ｓさんのこと
・上野動物園でお弁当をひろげたら、カラスがう○ちを落とした。ビビッタ
・先生が、ＮＨＫスタジオパークでアナウンサーをやったこと。カメラ目線で気取ってた。声が変わっておもしろかった。
・ＮＨＫで篠原涼子をちらっと見かけた。よくわかんなかったけど見えた。
・宇宙食を食べたらまずくてどうにかなりそうだったこと
・Ｏさん、国会議員のＵさんに質問したら、見つめられて答えられて困った。
・皇居、あんなに広くて何に使う？天皇みたかったナ
・Ｎくんがカラスに耳をかまれる。
・Ｎくん、リップクリーム買うために電車に乗り遅れる。班の人大めいわく
・カレー嫌いのＮくんがカレーは食べず、白いご飯だけ食べている瞬間を見てしまった。
・皇居でテニスの松岡修造が走っていて、Ｉ先生がはしゃいでいたこと
・Ｓさんは、後楽園の乗り物「アラジン」をいつまでも（今も）「アラビン」と言っている
・男子Ｓさんはずっと皇居のことを「てんい」と言っていた。あきれる女子Ａさん。ちなみに班長女子Ｍさんは皇居のことを「住居」と言っていた。
修学旅行の反省
修学旅行用の旅館（広い和室のある鉄筋立て）が減りつつある。小学生にホテルでの宿泊は可能だろうか？ホテル使用の問題点は、
１ オートロックで閉め出されてしまう。
２ 給湯の際、誤って熱湯を出して火傷をする。
３ 総費用が高くなる。費用については、修学旅行専用積み立てのような形で対応できないか？５年時末の残金に左右されることがある。積み立てが十分でないと、「歩け歩け」の修学旅行になる。
班別行動で、子ども達のグループに教師が一人ずつついたのはよかった。チェックポイント方式では、子どもが迷ったり自信がなかったりして、時間のロスが大きい。
教師がグループに一人つくことで、事前学習（コースの暗記、テスト）の負担が減る。また安心して見守ることができる。
班別行動の集合場所として、江戸博物館を設定したのはよかった。班別行動の集合時間に遅れたときの時間調整をすることができた。子どもたちは、班別行動で疲れたためか、江戸博物館を十分に見学することができなかった。
携帯電話を持たせることは、時期尚早か？仕事で使用している家庭には、相手先からかかってきた電話に子どもが応対すると困る場合がある。
カメラについては迷惑にならない範囲で使用すればよいのではないか？ストロボをむやみにたいたり、バスの中で撮影したりすることは避けたい。
財布の落とし物が多かった。財布の中に名前・連絡先を書かせたのはよかった。落とし物を減らすためには、
１ ひもをつけて身につけさせる（首から下げる、ズボンにひっかける）
２ 買い物をする場所を限定する。例えば浅草、東京タワーなど。子どもは大人ほど財布を持ち歩くことに慣れていないことがわかった。
班行動については、じゅうぶんに時間をとりたい。浅草Ａコース（上野→水上バス→浅草・買い物→江戸博）が時間的にはちょうどよかった。時間が足りないコースが多かった。ゆったりとした計画の方が満足度が高いのではないか。
ビデオを撮っていて、子どもの表情が一番よかったのは、遊園地であった。学習することは大切だが、旅行の中に遊園地を残しておきたい。生き生きと遊ぶ姿を見るのはいいものだ。