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山の教室（キャンプ）で大切なこと１

学級全体でやってみよう

森竹高裕

　山の教室（キャンプ）が近づいてきた。山の教室（キャンプ）では何が大切なのが、体験を通して感じさせるグループエンカウンターの授業をおこなった。まず最初に、子どもたちにこんなことを尋ねた。

山の教室で大切だと思うことをひとことで表すと、どんなことですか。

　・楽しむ。勉強。状況を判断する
　・チームワーク
　・思いやり、助け合う。絆を深める。
　・支え合う。協力。絆

　ここには、書ききれないほどの大切だと思うことが出された。どれが一番大切なのかをすぐに決めることはせずに、二つのアクティビティをした。どちらも全員の心がそろわないできないのである。

アクティビティ１　魔法の椅子
　・みんなで円になって、後ろの人の膝の上に座る。
　・クラスを半分にわけ、２０人弱で挑戦する。
　・クラス全員で挑戦する。

アクティビティ２　魔法のブリッジ
　・みんなで輪になって椅子に座る。
　・後ろの人のももの上に頭を乗せるようにして寝ころがる。
　・いすを一つずつ抜いていく。対角線上にあるものを抜いていく。
　・１回目は男女別々に。膝の上に頭を乗せる抵抗感がなくなったら全員でやる。

　アクティビティ１，２とも、どちらもすぐにはできなかった。輪の中に入れなかったり。最初の挑戦では崩れてしまったりなどした。しかしその度に「しっかりやろうよ」「この中に入って」などの声がかかった。
　特に嬉しかったのは、全員で挑戦する時に、「男女男女…と順番に並んだ方がいい」という声が自然に起こり、自分たちだけで声をかけながら。男女交互に並んだことである。どちらも最後は成功し、頭や腹の上で拍手をした。アクティビティの後に振り返りおこなった。実はこの場面を大切にしたかったのである。

アクティビティをして、山の教室で一番大切にしたいことは何ですか。　

　・チームワーク。みんなで力を合わせないとダメだから。
　・協力協力しあればうまくでいるし、男女別しないでうまくできる。
　・みんながそろっていないと嫌だし、ケンカを途中ですると嫌な気持ちになるから、仲良くする。
　・協力。「あの子は嫌だ」とか言わないで協力してやる。


授業の感想
　・ちょっとしたことでも、チームワークや協力をしないと駄目になってしまうことがいっぱいあるんだなと思いました。チームワークが試せてよかったです。
　・この授業をして山の教室を楽しくしていくために大切なことが分かりました。
　・チームワークが男子だけのときではできなかったけれど、女子と合体してできて嬉しかった。