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’０２自動車を作る工業４

早くていねいに作るための工夫。

森竹高裕

　社会科見学に出かけた。自動車を早く丁寧に作るための工夫を調べるのが主な目的である。学区にあるＧ南電機は小糸製作所（静岡市）からの依頼で自動車のランプを製造している。オートバイのランプや自動車のテールランプを作っている。Ｎ田部品は車のボディを鉄板からプレスによって作っていく。どちらの工場でも大変丁寧に説明してくださった。子ども達はどんなことを発見したのだろう。

　見学のしおりには、いくつかの項目を作っておき、そこに書き込んだ。

見学して一番すごいと思ったこと

• Ｇ南電機で、ライトは２分〜４分でできる。Ｎ田部品は硬い鉄をはさんで形をとる。
• ロボットがやっていたのですごいと思いました。
• ２００種類の車の色がある。部品がたくさんたくさんある。
• 工場は危ないから働いているのは男の人と思っていたけれど、女の人もいた。

工場では車のどの部品を作っていましたか？　車の絵から、工場で作っていた部品を見つけて印をつけましょう。

　工場では車のどの部品を作っていたのか、一台の車のイラストの中に見学して見つけた部品を書き込んでいった。

見学の４コマ漫画を描こう。

　また見学の４コマ漫画を描いた。４コマ漫画を描くことで、見聞したことのポイントを絞れることができる。見学では、ベルトコンベヤーを使っていること、プレスをしていることに気づいた。
　また、ゲームセンターにあるＵＦＯキャッチャーのような所で作られた部品はどこに行くんだろう？という疑問が生まれた。

自動車を早く丁寧に作るための工夫にはどんなものがありましたか？

　子ども達が挙げたもの分類すると〈人〉〈機械〉〈ベルトコンベヤー〉〈関連工場〉の四つに分けることができた。

〈人〉

• ルールをしっかり決めている。
• 交替交替でやっている。

〈機械〉

• 人でしかできないところとか機械しかできないところをわける。
• 機械をいっぱい使っている。Ｇ南電機の人は意外に少ない。
• 機械やロボットを使っていた。すぐつくように接着剤を使っていた
• 人間が組み立てると時間がかかるけれど、機械ならすぐにできる

〈ベルトコンベヤ〉　

• ベルトコンベヤに乗せて作ったものを運んでいた。人間がいちいち運ばなくていい。

〈関連工場〉

• Ｇ南電機も他の会社から部品を買っていた。