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清掃工場に出かけてたくさんのことを教わった。ゴミを処理するにも随分とお金がかかることも分かった。学校に戻ってきてお金のことについて考えた。
・学区にあるゴミ置き場の数
47カ所。これを三人で回収している。
・1日に出るゴミの量。
623t 小学校のプール5.5杯分 一人当たりでは1.2kg
・ゴミを処理するのにかかる費用。
46億4000万円。一人当たり1年で1万4000円。
見学に行って、わかったことや気付いたこと出し合った後で尋ねた。
「えー、へそんなことないよ」
「では、家の人がゴミ袋を出しに行くときにお金を持っていくの見たこと
がありますか。おじさんにお金を渡すところを見ちゃった人?」
「見たことがない」
子どもたちは首をかしげている。ゴミを処理するのにかかる費用をもう一度確かめてから
清掃工場でごみが処理されるパンフレットをもらってきた。このパンフレットを見ながら、お金のかかりそうなところに色塗りをした。
色塗りをさせると子どもたちは、音も立てずに作業に没頭している。一見ただの色塗りのようであるが、塗りながら子どもはいろいろなことを考える。
・クレーンのところ
・ゴミを増やすところ
・チリやススを取り除くところ。
などがあげられた。あと忘れてはいけないのが、人件費である。ごみを処理する人に給料が支払われていることを押さえた。
「大人も子どもも皆一人、1万4000円です。お年玉から出してください」というと即座に「いやー」の返事。一体誰がこのお金が出しているのか予想をした。
・市長さんがみんなのを出している。
・大人がお金を出している。
・市がお金を出している。
・銀行から自動的に引き渡される。
・ゴミ会社の社長が出している。
・総理大臣が出してくれる。
よくわからないので家の人に尋ねてみることにした。
ごみ処理のためのお金は、税金で支払われていることを教わってきた。税金については6年生での学習内容なので、消費税がある等簡単に説明するにとどめた。