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一方、これまで調べてきた一週間のごみ調べの結果がまとまった。
一週間、16軒の家庭でこれだけのごみが出る。学校全体、学区全体、静岡市全体では一帯どれだけのごみが出るのだろう。想像がつかない。
資源ごみ | 燃やせるごみ | 燃やせない |
||||||
紙類 | びん | かん | ペット | 袋(大) | 袋(小) | 重さ | ||
クラス計 | 148.7 kg |
169 本 |
398 本 |
59 本 |
89 袋 |
16 袋 |
107.1 kg |
1袋 |
個人最高 | 55kg |
54 本 |
110 本 |
20 本 |
5袋 |
6袋 |
15.7 kg |
1袋 |
さて前回の授業で燃やせるごみは、燃やせるごみ→家→ごみ置き場→ごみ工場→燃やす→終わりという順番なのではないか?という予想を立てた。
そこで
実際に、ごみを燃やしておしまいか、試してみることにした。教室にあったごみを運動場に持っていって、火をつけた。「先生ダイオキシンが出るよ」という声にもめげずよく燃やしたのだが、底に灰(燃えかす)が残ってしまう。この灰はどうなるのであろう。教室に持ち帰ってノートに貼り付けた。きっとごみ工場でも燃えかすがあるに違いない。
全員が〈ある〉と考えた。その行き先だが
・ゴミを処理するところ7人(土に埋める、つぶして粉にする、レーザ
ーで消す)
・処分する工場4人(灰を消す)
・灰を集めるところ1人(灰を全部集めてためておく)
・灰集め工場1人(工場で土に混ぜる)
このような行き先を予想した。ただ実際のところ、どこへ行くのかはわからないので、見学に行って聞いてみることにした。
1 灰(燃えかす)は最後はどうなるのか
2 学区にごみ置き場はいくつあるのか
3 何人の人で学区のごみを集めているか
子どもたちは数にこだわった質問をあげた。
〈ゴミ収集について〉
・ゴミ収集車のしくみはどうなっているか。
・何で音楽が鳴っているか。
・ゴミ収集車にごみはどのくらい入るのか。
・一回りすると車にゴミはどのくらいたまるか。
・ゴミの日になると何台くらい出ますか。
・毎週何回くらい車が来ますか。
・一週間にどのくらいのごみを集めているのか。
・この学区のごみ置き場に何台の車が来るか。
・ゴミ収集車は何台あるか。
・何時間くらいトラックに乗ってごみを集めているか。
〈清掃工場について〉
・静岡市全部で何個くらいリサイクル工場があるんですか?
・一ヶ月に何kgくらいゴミが出るんですか?
・一ヶ月に機械が動くお金は何円くらいですか。
・ごみ工場は何カ所あるか。
・月に機械が動くお金は何円くらいか。
・静岡市で何kgのゴミが出るか。
こんなにもたくさんの疑問が出された。実際に物を燃やしてみることで、目の前に残った灰がこの先どうなるのか具体的に考えることができた。