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交流センターを造ることに反対・賛成の声があったので、大人たちにインタビューして回った。インタビューする中で〈賛成〉に意見が変わった子もいた。インタビューが終わったところで１０年後どんなまちにしたいのか、子どもの願いをもう少し詳しく聞いてみた。
まちの未来に対する熱い願いなしには、議論は空虚なものになってしまうからだ。子ども達の願いは大きく三つのキーワードでくくることができた。〈自然〉〈にぎわい〉〈道・便利〉である。よく聞くとこの願いは人によって少しずつ異なっていることもわかった。
１０年後のまちづくりを考えるときに、今あるよさを生かさなければよい“まち”にはならない。そこで、まちのよいところ探しをした。
付箋紙１枚に一つのよさを描いていった。子ども達は、１学期・２学期・４年生の時のことなど思い出しながらあれこれ書き込んでいた。カラフルで楽しいカード（付箋紙）が何枚もできた。この付箋紙は、後日〈自然〉〈にぎわい〉〈道・便利〉のグループごとの話し合いの時に使うものである。
トランプのようにみんなが１枚１枚カードを出しながらここがいいね、あそこがいいねと話し合わせたいと考えている。子ども達と話し合っているうちに、交流センターを誰に使ってもらうかという点で、意見の食い違いが見られた。