シリウス/ 国語 / 社会 / 算数 / 理科 / 生活 / 音楽 / 図工 / 体育 / 道徳 / 学活 / 特活 / 総合

私たちのじまんの地域１０

イチョウの木はどこにある

森竹高裕

　子どもたちが知っている。学内のイチョウの木は５カ所だった。「まだイチョウの木があるかもしれないから探しておいで」と声をかけておくと「先生、どこどこにあったよ。」と、情報が集まり始めた。そこで学区内にあるイチョウの木を確認しに出かけることにした。

イチョウの木を探しに出かけよう。（１時間×２回）

　学区内に何十本とイチョウの木があるわけではなかった。子どもたちが学内で見つけたイチョウの木は全部で１０本。（１１月中旬現在）
　木を見つけるたびに、イチョウの木がどこにあるか分かるように地図に記していった。

（いちょうの木マップ）

　ギンナンの実がついているのは学区内で３本（学校のものを含む）であった。落ちているイチョウの葉やギンナンを見比べると少しずつ形が違っている。Ｙさんの家では、ギンナンを一つずつ拾わせていただいた。子どもたちはギンナンを拾いながら「学校のより太い」「大きい」という声を上げていた。

　子どもたちも気にしながら歩いているのだろう。黄色く色づいている木を見たり、形が似ている木を見つけると「イチョウかな？」と駆けて行っては確かめていた。

いちょうの木たんけんをして思ったこと・わかったこと

• こんなにイチョウの木があるとわかった。１２本のうちメスは３本しかないんだと思った。富厚里地区にイチョウの木があることを初めて知った。
• イチョウの木はこんなにあったなんてびっくりしました。オスが多くてメスが少なかった。でも、誰がギンナンを育てただろう。私も育てたいな。ギンナンはおいしいからたくさん実がなってほしい。でも歩くのが大変だった。大きイチョウの木に小さいイチョウの木、みんながんばっている。

　その後、神社にもイチョウの木があることがわかった。二人の子が遊びに行った時、イチョウの葉を証拠として拾ってきてくれた。学区内にはもっとたくさんの木があると思っていたがそれほど多くないことがわかった。