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お茶の里２１

グループ別体験学習２・合組（ごうぐみ）

森竹高裕

　グループ別体験活動の第２回目は、お茶の合組（ごうぐみ＝ブレンド）であった。自分たちで会を企画し運営するところにこの学習の価値がある。イベントを開くためにはさまざまな問題が生じる。これをどうするか、とことに当たるとき子どもたちの成長がある。問題を解決するという「生きる力」が育つ。合組イベントの流れは次のようだった。

１　研究してわかったことの発表
２　みんなにわかってほしいこと
３　合組（ブレンド）したお茶の葉クイズ
４　合組コンテスト
５　合組体験
６　合組のされるわけ
７　お茶の葉のしおり作り
８　ノートまとめ

１　研究してわかったこと　

• 量や熱さでお茶の味が変わるということがわかった。まぜると苦くなるものが多かった。香ばしくなるものもあった。
• お茶の葉の量を変えると味が変わる。

２　人みんなにわかってほしいこと　

• お茶の濃さや甘さは入れ方で決まる
• お茶の葉の量を増やしていくとその増やした葉の味になる

３　合組（お茶のブレンド）したお茶の葉クイズ

　玄米茶、緑茶、ウーロン茶、紅茶、荒茶のうち２種類の葉を合組（ブレンド）してお茶を出した。お茶を入れてもらって使った葉は何かをあてるクイズである。二つのうち一種類は何とか分かるのだが、残りの一種類を特定するのが難しかった。
　正解は、緑茶×ウーロン茶、紅茶×荒茶の組み合わせだった。苦みも甘さも香りもいろいろあるからみんなにわからないような組み合わせをつくったのだそうだ。

４　合組コンテスト

　希望者を募り合組（ブレンド）をしてお茶を作ってもらい、誰のお茶が一番おいしいか順番を決めた。三人が三人とも全く違う味だった。挙手して人気具合を調べてみると接戦であった。どれもおいしくブレンドできた。

５　合組体験　　６　合組のされる理由　　７　お茶の葉のしおり作り

　今度は全員が自由に合組をして試飲をした。友達の作ったお茶をお互いに飲みあい、比べ合いをした。いろいろな味があった。最後に茶の葉のしおり作りをした。きれいな紙を台紙にして袋をかけ紐を付ければかわいいしおりができあがる。Ｈさんには「教えて教えて」とあちらこちらから声がかかり大忙しだった。

８　ノートまとめ「私たちグループの伝えたいことは伝わりましたか」　

• お茶はまぜておいしいのや合わないのとかいろいろあった。多く入れた方の味が強く出るから多く入れ方の葉は何かわかった。
• 私は今日合組をやって、量を変えれば味も変わるということと、お湯の熱さでも味が変わるということがわかりました。あとお店でも合組をやっていることがわかりました。お湯が熱いと苦くて冷めているほど苦くなかった。
• コンテストでやった人の味は苦かったりして味が量で微妙に違いました。
• 合組は味わうだけでなく体験もできてよかった。みんなオリジナルを作れたから楽しく学べた。