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お茶の里１４

お茶の入れ方教室をしました

森竹高裕

　お茶のインストラクターを招いてお茶の入れ方教室を出した。これは静岡市がお茶の普及のために行っている事業で、本校に来ていただけることになった。美味しお茶の入れ方について日本茶インストラクターから教えていただいた。
　用意していただいたお茶は、私たちが６月に摘んだお茶である。荒茶の状態のものを仕上げ茶にしてもらった。学級でも「最高のお茶を飲もう」という活動で、試行錯誤しながら美味しお茶の入れ方について探っている。

　今回はインストラクターの先生によって、おいしいお茶の入れ方を教わる。同じお茶の葉で味に違いはあるのだろうか？とても興味深い活動となった。

インストラクターの先生から、お茶についての話を聞こう。

教えていただいたことは
　・お茶の歴史
　・日本茶の入れ方
　・紅茶やウーロン茶の入れ方

◆お茶の入れ方

1. お湯を湯冷まし→湯呑みと順に移し、湯を７０℃くらいにする。一回お湯を移すと、夏場で７〜８°、冬場で１０°ほど温度が下がるので、９０〜９５°のポットのお湯なら、２回移すとちょうどよい。
2. 急須にお茶の葉を入れる。一人分はスプーンで一杯分。荒茶の場合は、大盛りで一杯分。
3. 急須にお湯を注ぎ４０秒くらい待つ。お茶の葉が少しだけ開いたぐらいがおいしい。
4. 湯呑みにお茶を注ぐ。１・２・２・１・１・２のように、濃さの違いが出ないように少しずつ入れる。

　同じお茶の葉でも入れ方によって味が違うことを分かってもらうために１８０秒間出したとも飲んでみた。一口飲んで口々に「にがい」と顔をしかめていた。

ほうじ茶を作ってみよう

　自分たちが摘んだお茶でほうじ茶も作ってみた。オーブントースターで１分火を通すとたちまち良い香りがあたりに立ちこめる。同じお茶の葉でも違う味の飲み物ができることが分かった。

ティーパーティーをしよう

　今度は自分たちで自由にお茶を楽しんだ。用意してもらったのは仕上げ茶、荒茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶の５種類である。仕上げ茶、お茶、ほうじ茶は自分たちの摘んだお茶であった。それぞれのお茶の入れ方を聞きながらお茶を楽しんだ。同じお茶の木でもやり方によって、ほうじ茶・深むし茶・かぶせ茶・玉露などいろいろな味ができることが分かった。

日本茶インストラクターの先生にお礼の手紙を書こう。　

• いろいろな種類のお茶は、全部同じお茶の木からできるなんてびっくり。今日は美味しお茶が飲めてよかった。うれしかった。
• 前にお茶の入れ方をやりました。でも調べたのとはまた違う入れ方を教えてもらえて嬉しかったです。
• 前、私たち４年生でも美味しお茶の入れ方を家の人に聞いてみんなで飲み比べをしました。私のはなんだかすごく苦くてみんなから「にがいよ」と言われてしまいました。お茶の美味し入れ方教室では、すごくおいしく入れられて嬉しかったです。
• 私は普通のお茶の入れ方くらいしか知らなかったので、紅茶などの入れ方を教えてもらえてよかったです。それにお茶の歴史やお茶が地方によって味が変わるなどいろいろわかりました。