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４年生の総合的な学習のテーマは「お茶」である。本校はお茶どころでありお茶に関する話題はさまざまなところで取り上げているので豊かな体験活動をすることができる。
先日、職員研修で学校裏の山に登ったときのことである。道すがら歩いていると茶畑の辺りにワラビが多いことに気付いた。そのときはよくわからなかったのだが、茶畑にワラビが多く出ているのである。翌週の懇談会で話題にしたところ、保護者のお茶畑にもワラビがあるということだったのでさっそく出かけてみることにした。
山のかなり高いところまで登った。茶畑の頂上近くにおいしそうなワラビがたくさんあったので摘ませていただいた。茶畑にワラビが出るわけを尋ねると、周りに高い木がなく陽がよく当たるからだと教えていただいた。
お茶にも新芽がたくさん出ていた。いよいよシーズン到来である。新緑の緑をしっかり目に焼き付けた。ワラビを積んだとは、茶畑横を流れる沢で遊んだ。沢ガニを見つけたり岩づたいに探検したりちょっとした冒険である。
摘んだワラビは、重曹でアクを取って頂くことにした。アクの取り方をＡさんが教えてくれた。お母さんに教えてもらったことをメモしてきたのだ。このやる気がうれしい。味付けはそれぞれ家から持ってきた。鰹節、マヨネーズ、ドレッシングなどいろいろな味があった。自分で採ってきて味付けをしたワラビである。「おいしい？」と尋ねると「おいしい！」という返事が返ってきた。