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デジカメスピーチ

デジタルカメラを使った一分間スピーチ

森竹高裕

朝の会で［デジカメスピーチ］という活動をしている。これまでの［一分間スピーチ］と似ているのだが、デジカメで撮影した写真を使って話すところに違いがある。その手順は次のとおりである。

１．当番は前日に写真を撮る。
２．朝の会でテレビとデジカメをつなぐ。
３．写真を見せながらスピーチする。
４．質問があれば受け付ける。

具体的な［デジカメスピーチ］の様子であるが、こんな話をした。
［写真］

• 猫の写真
• 猫のえさの場所の写真

［スピーチの内容］

• 中央に映っている猫は家で飼っているシロ。のら猫だったので家で飼うことにした。
• 下はシロが餌を食べているところ。

テレビに映像（写真）が映るとみなが一斉に注目する。「話を聞きましょう。」「話す人の方を見ましょう」声をかける必要がない。具体的な掲示物というのは、それだけ人を引き付けるものだということがよくわかる。このスピーチでは二つの力が育てられる。それは

・何を話題にするか視点を明確にする力
・目の前にある様々なものから情報（写真）を切り取る力

である。自分の視点（今思っていること写真という具体的なものであらわそうとするときに、情報を整理し見極める力が必要なのではないかと思っている。子どもたちはカメラが回ってくるの楽しみにし、楽しみながらやっている。