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日本と朝鮮 ６

　〜ハングル文字を知ろう〜　

森竹高裕

ハングル語は今から５５０年ほど昔の王様が、学者に命じて作らせた比較的新しい文字で、この文字が作られるまでは、日本と同じように中国から伝わった漢字を使っていた。世界で最も科学的、合理的な文字といわれることもあるように、言葉の発音の仕組みをくわしく調べて作られた、大変整った仕組みをもった文字である。

文字一つ一つには意味はなく、ローマ字やカナのように音を表す文字である。母音を表す１０個の文字の部品と子音を表す１４個の文字の部品をいくつか組み合わせて一つの文字をつくる。ハングルで日本語の名前を書こうとするときは、基本的にはローマ字のように考えたらよい。

このハングル文字についてクイズを交えながら簡単に学習をした。

次のＡ、Ｂはそれぞれ何と読むでしょう。

　
< ヒント >
　・Ａはサッカーに関係する三文字の言葉です。
　・Ａは、サッカー選手の名前です。
　・Ａの人は今、ヨーロッパで活躍しています。　
　・Ｂも人の名前です。
　・Ｂは、このクラスにもいる四文字の人です。

ＡとＢをよく見比べてごらん。同じ形がありませんか？　

　・大畑（おおはた）さんだと４文字目に「た」だから違う。
　・大谷（おおたに）さんだと、始めの２文字が同じ形でないといけない

このクラスの人の名前を書いていきます。誰の名前かあてて下さい。

　・わかった！イ段（いきしちに…）の時には、いつも｜がついている。

ハングル語の規則性に気がついたようである。目を皿のようにして、他の字をみつめて、規則を探そうとしている。

ハングル語は４年生との時に習った言葉に似ていますね。ハングル語は、ローマ字とだいたい同じ決まりになっています。まだ見つかっていないハングル語の秘密を見つけましょう。

「ローマ字のきまりと同じだよ。【あいうえお】と【あかさたな…】は、２つのマークの組み合わせて、一つの文字を作っているよ」と声をかけると、これまでのクイズから母音といくつかの子音のきまりを見つけることができた。自分でもうハングルの表を作り始めている子もいる。

きまりみつけの時間を十分とったあとで、ハングル文字の表を配った。

ハングル語で自分の名前を書いてみましょう。交流会のときの名札作りをしよう。　

自分の見つけたきまりを答え合わせしていた。

◆参考ＵＲＬ
世界の文字で遊ぼう
http://www.biwa.ne.jp/~s-ueno/
　国際理解教育に参考になります