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授業をするにあたって、子どもたちに呼びかけ思い出の品物を持ってきてもらうことにした。
こう呼びかけると、実に様々なものが集まった。
・育児日誌 ・写真 ・赤ちゃんの時の服 ・母子手帳
・赤ちゃんのころのおもちゃ ・卒園証書 ・へその緒
・誕生した日の新聞 ・小さな時の手形 ・くつ
・新生児につける腕輪（足輪） ・保育園のあゆみ
教室にいろいろなものを持ち込んで、子どもたちは懐かしそうに見入っていた。写真を見せてもらうと、今の面影が残っていて「これは○○ちゃんだろう」とすぐに見分けることができた。
また子どもたちも、友達の小さな頃のことには興味があるようで、写真を交換し合って見せ合っていた。
いろいろなものが集まったところで、クイズ大会をした。
それぞれの子が問題を出し、正解と共に思い出の品物（証拠のもの）を見せる活動である。こうすることで、小さいころの親子のつながりを感じてほしいと願った。
問 題 証拠のもの（資料）
・ぼくの生まれた日の天気は何でしょう？ 誕生日の新聞
・私はどこで生まれたでしょう。 母子手帳
・この写真は何才の時のでしょう。 写真 （ケーキの上のろうそく）
・ぼくと同じ日に生まれたのは、誰でしょう。 母子手帳
・この写真で、ぼくはどっちでしょう。 兄弟の写真
・ぼくは火傷をしたことがあるでしょうか。 育児日誌
・私の名前は誰がつけてくれたでしょう。
子どもたちは、クイズという形式をとった方が、積極的に授業に参加するようである。友達の小さいときの様子を知るという目的は同じなのであるが、一人ひとり順番に発表していくのは飽きてしまう。クイズ形式にすることで、楽しみながら友達の発表を聞くことができた。