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とびだせ　たんけんたい６

　　〜自分たちの知らないところ〜

森竹高裕

「鬼島たんけん」が終わったところで、もう一度学区の大地図に目を向けた。今度は、もう少し遠出をしようという計画である。まずは、自分たちの知っている場所、知らない場所を明らかにした。

学区の中に自分の知っている場所に青いシールを、自分がよく知らない場所は赤いシールを貼ろう。

こう呼びかけ、大地図の中に○シールを貼っていった。数に制限を設けなかったので、地図はまたたく間に赤や青のシールで埋め尽くされた。
　
よく見てみると色のむらがある。学校の近くは青が多く、学校から離れているところで、赤が集まっている場所がある。この場所がどこかをはっきりさせることにした。

チームごと余り知らない場所を黒板に書きだしてみよう。

Ａ：仮宿ポケモン
　　鬼島公園、中学校、ももの木、スーパー３３３、自動車学校
　　セキスイ、スーパーキャット、サークルＫ、ペリカン、神明神社
Ｂ：横内ハイパー
　　マルタカ、ももの木、自動車学校、セキスイ、神明神社
Ｃ：水守ゾンビ
　　自動車学校、ももの木、朝比奈川、ＭＫストア、マルタカ
Ｄ：水守ネズケーズ
　　ももの木、高校、スーパーキャット、浅羽米店、神明神社、
　　大石牛乳店　塚本ブロイラー、ＭＫストア、自動車学校、リザーブ
Ｅ：上当間マッハ
　　自動車学校、高校、リザーブ、神明神社、マルタカ、ももの木
Ｆ：下当間オメガモン
　　ももの木、神明神社
Ｇ：鬼島エーフィー
　　ＭＫストア、スーパーキャット、大石牛乳店
　
このようにたくさんの場所が出された。全体の傾向としては、仮宿地区のものの木、潮地区の神明神社が多かった。そこで、この辺りを全員で探険する活動へ結びつけた。

今度、潮山の方へ探検に出かけよう。潮山の方には小川があるみたいだから何か発見できるかもしれないね。

子ども達には、こう呼びかけ「潮山たんけん」をおこなった。また、仮宿地区の探険は、春の遠足と兼ねることにした。以後の授業記録は「ケナフを育てよう」に続く。
　
「潮山たんけん」をおこなったのは、次の「ケナフを育てよう」の導入のためである。子どもの思考の流れを中断しないで次の単元にスムーズに入れるよう工夫をした。