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4年面積2 単位量当たりの大きさ
マス目くんを使って、面積を調べてみよう
森竹高裕
面積(広さ)とは、線で囲まれた内側の大きさであることが分かった。面積の単位は、1cuを基本単位にしている。このことを気づかせるために、マス目を使った授業をした。
プリントに描かれた図には、マス目が何個あるでしょう。
プリントを配って、マス目を数えることにした。いくつかの図形には、ちゃんとマス目が書いてあるので、教えることができた。ところがマス目のない図形もある。子どもたちは「うーん」図形を見ながら考え込んでいるので、1cm×1cmの積み木を配った。
この積み木をヒントにして考えてもいいよ。この積み木は「マス目くん」と言います。
と声をかけると、大喜びで積み木を並べ始めた。じつは図に描かれたマス目と積み木は同じ1cuである。いろいろと触っているうちに、工夫した並べ方・考え方を思いつく子が現れた。
図の中に積み木を全部敷き詰めなくても数えられないかな?なるべく少ない積み木でマス目の数を数えたすごいよ。
- マス目くんは1cmになっているよ。
- 線引きで、図の長さを測れば、マス目くんが何個かわかる。
- マス目くんは2個あればわかる。こうやって交互に並べながら数えれば何個分かわかるよ。
- 1こでもわかるよ。スタンプみたいに、1.2.3…という風に数えながら押していけばいい。
- 図の上にマス目くんを置いて、その周りを線で引けばいい。
- 何か四角の形だったら、縦と横の数を数えてかけ算でできる。
このように作業するなかで、いつもの発見があった。次の時間に
マス目くんを使ってわかったこと・思ったこと・考えたことを教えて下さい。
- 赤い畑(長方形)青い畑(正方形)では、長方形の方が広そうに見えたけれど、広さは中のマスの数で決まる。
- 広さは中のマスの数を数えないと分からない。
- 青い畑の方がマスが多かったから、青い畑の方が広い人のが分かった。
- 対角線の長さが違っても、広さには関係ない。
- 広さが線の内側の広さで決まる。
- 周りの長さがなくても、広いとは限らない。
このように広さに関係があるのは、声で囲まれた内側の広さ、マス目の数であることを確認してから、面積の定義について教えた。
昔の人も、決まったマス目の数で広さが大きいか小さいか決めたのですね。この決まったマス目の大きさを、縦1cm、横1cmの大きさにしました。これを一平方センチメートルと言います。
このように面積は、縦1cm、横1cmの大きさで表される、1cuを基準の量とすることを押さえた。
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