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大きな数の学習をした。3年生では、万、十万、百万、千万までの数を学習する。この単元では、大きな数も十進位取り記数法で表されることがわかった。単元の最後、古代エジプト文字と比較しながら理解を深めた。
一つずつ黒板に書きながら数えていった。子どもたちはすぐにノートにメモし始めていた。このような知識ほどは喜び記録したがるようだ。
表と見くらべながら、32415であることがすぐにわかった。次はもっと大きな数である。
「うわぁ」という声が出た。表を一生懸命に見くらべ、43274629であることを確かめた。
今度は子どもたちにも、この古代エジプト数字に挑戦してもらうことにした。
(4)などは形がとても複雑だ。「めんどくせぇ」「書くのが大変だぁ」などの声があがった。
今度は、このエジプト文字の流れ方をバラバラにしてみた。
「えーと」と言いながら表と絵を見くらべて、32415であることを確かめた。一番初めに示した数と同じ数であった。
全員が〈だめ〉だと考えた。その理由は、
・バラバラにすると、わけが分からなくなってしまう。
・バラバラだと違う数になってしまうから。
・バラバラだと意味が不明になっちゃう。
・古代エジプト文字は絵だからバラバラにしてもいいけれど、数字はバラバラにしたらだめ。
どうやら子どもたちは位取りのことを言いたいようだ。古代エジプト文字はその絵だけで数の大きさを表すが、数字は数字を書く位置がはっきりしないと数がわからない。
・19960000=1996万
となり、日本では漢字を使って大きな数を表すことを確かめた。またバビロニアの数字の表し方についても、子どもたちに紹介をした。
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