シリウス/ 国語 / 社会 / 算数 / 理科 / 生活 / 音楽 / 図工 / 体育 / 道徳 / 学活 / 特活 / 総合

電磁石のはたらき１

電磁石を体験してみよう　

森竹高裕

　電磁石の授業を始めた。コイルに電流が流れると磁力が生じる。この性質をモーターなどに利用して私たちは便利な生活を送っている。電磁石の仕組みについてさぐってみることにした。

　まずはこんな不思議な現象から。

アルミホイルが動く様子を観察しよう。

電池をつなぐと細長く切ったアルミホイルがビビビと動く。よく観察して、

アルミホイルを動かすことに関係したものは何だろう。

　・磁石　　・電池　　・アルミホイル

　どうやら磁石と電池が関係してアルミが動いたらしい、ということに気づいた。

　次にやったのが、実験用電磁石である。

実験用電磁石を触ってみよう。

　たった一つの乾電池だが、一度ついてしまうとびくともしない。しかし電池を外すと、いとも簡単に離れてしまう。電磁石の中を見てみると、コイルのようなものが中に入っているのが分かった。

　次に試したのが、実験キットの電磁石である。

電磁石でいろいろ遊んでみよう。　　

教材キットはあらかじめコイルが巻かれている。ここに電流を流すと鉄芯の部分が磁石になって引きつけた。また方位磁針もくるくると回る。しかしこれだけでは仕組みがよくわからないので、自分で電磁石を作ってみた。

ストローとエナメル線で磁石を作ってみよう。

ストローにエナメル線を巻いて真ん中に鉄釘を通す。これに電流を流すと鉄芯の部分が磁石になる。人によってコイルの巻数が違うので、ついてくる釘の数も違った。やっと３個つく子もいれば、５本連続して着く子もいた。また電池を２個にして挑戦した子もいた。このように人によって条件が違う。この条件の違いに着目することで、磁石の仕組みついて理解を深めていくことができる。

磁石を作って気づいたこと・思ったこと。

• コイルが磁石みたくて、釘などいろいろ着いた。自分たちの作ったコイルでついて、すごかった。
• 磁石を使ってコイルを作った。私は最高８個までつきました。電磁石はすごく強い電気が力を持っているんだなと思った。
• 鉄の釘を鉄芯にしてくっついたから、釘以外のものも針にしたらくっつくのかな、と思った。巻き方によってくっつく量も違うのかなと思った。
• がんばってコイルを三重にしたけれど小釘が３個しかつかなかった。三重にすればいいというものではなかった。電池２個でやったら威力があがるかと思っていたら、電池がでかくて持てなかった。
• 手づくり電磁石は力が弱かった。電池を増やしてもコイルにはかなわなかった。手作り電磁石（電池２個）とコイル（電池１個）では、コイルの方が力持ちだった。コイル１周巻きとコイル１周半のコイルだったら、１周半のコイルの方が強かった。コイルを巻けば巻くほど強さが違うのかなと思った。
• 釘をストローの中に入れてコイルを巻いた。直接は釘にコイルが触れていないのにすごいなあと思った。コイルは多く巻いたりエナメル線をしっかり削ると強くなると思った。電気を通してずっとやっていると熱くなってきた。