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植物の葉と日光１

ジャガイモを大きくしたもの

森竹高裕

　５年生のときに植えたジャガイモ。６年生に進級して間もないころ、ジャガイモができているかどうか、試しに土を掘り返してみた。

　どのくらいの大きさになったか掘り返してみよう（４月下旬）

　・まだ親指の先くらい

　植えてから２ヶ月くらい経つのに、まだほんの小さな赤ちゃんイモだった。もっと大きいと思っていたので意外な感じがした。
　さてそれから一ヶ月ほど経ち、もう一度確かめてみることにした。

どのくらいの大きさになったか掘り返してみよう（５月下旬）

　・ずいぶん大きくなった
　・すごい

　４月とは比べものにならないほど大きくなっている。拳の大きさぐらいはある。短い期間にぐーんと成長していることがわかる。この急激な成長について考えてみることにした。

じゃがいもを大きくしたものは〈土〉〈太陽〉〈水〉〈肥料〉どれがどうなって大きくしたのだろう

　これまでの学習を生かし、〈土〉〈太陽〉〈水〉〈肥料〉という４つの考えが出された。子どもたちは「栄養が作られている」と素朴に考えている。

• 肥料が土にとけて根に栄養を与える。太陽が全体に当たる。水は肥料をとかすし、土をしめらせる。とけた栄養が根を通ってジャガイモに行く。
• 太陽の光だけでは、土がからから。水分があればしめらせて、枯らすのを防ぐことができる。肥料は水でとけていくと思う。
• 太陽はおもにジャガイモの茎などを育てる。土から水を吸い込んで根っこから伝わる。土はそのままジャガイモのクッションの役目。肥料は栄養になる。
• 太陽の日光が葉に当たって、葉に養分ができて、葉から根っこに行って、その養分が水をもらって、ジャガイモを大きくしていった。

　〈土〉〈太陽〉〈水〉〈肥料〉が関係して、ジャガイモは大きくなっている。栄養分ができて子いもにたまっている、ということを共通理解した。