シリウス/ 国語 / 社会 / 算数 / 理科 / 生活 / 音楽 / 図工 / 体育 / 道徳 / 学活 / 特活 / 総合

雲と天気の変化３

ダジックアースで地球規模で雲の動きを見る

　雲の動きや天気の変化は、私たちの頭上だけで起こっているものではなく地球全体で起きているダイナミックな運動であることを学習した。静岡科学館から先生を招いて、雲の発生や動きについて教えていただいた。
　今回、半球状のスクリーンに立体的に動画を見せることができるダジックアースという装置を準備した。

　講師の先生から

日本の雲はどこへ行っていますか？

　雲の行き先を追っていくと、ほぼそのままの形を保ってあっという間にアメリカまで行くことが確認できた。またアメリカで生まれた雲はヨーロッパまで行っていた。
　次に注目したのはアフリカで、いつも雲がない部分と雲がある部分がある。この様子を見たあと

いつも雲がないところはどんな場所かわかりますか。また、雲のあるところは何があるのでしょう。　

　・雲のないところは砂漠だと思う
　・雲のあるところは川がある。湿ったところ。

　雲の動きと世界の気候は関係があることがわかる。次に

雲は地球のどこで生まれているのか見つけてみよう。　

　赤道のあたりをじっと見ていると、何もないところから雲が生まれて動き出している。ちょうど味噌汁が下から沸々とわき上がるような感じである。これを見て一同「なるほど！」

　次に、図のような地球規模での大気の流れについて説明を聞いた。こうした流れがあるから日本上空では西から東へ天気が変わる。ダジックアースの映像を見ると、まさしくこの図の通りに雲が動いていて子どもたちから「おー！」という歓声があがった。

一人ひとりダジックアースで地球を動かしてみよう。

　マウスに触れると地球が動いていろいろなところを見ることができる。上下左右が逆になったりして、まるで宇宙線に乗って地球を見ているようだった。子どもたちが気になった場所で地球を止めて、その地域の雲の動きを解説していただいた。

　このように地球の緯度や地形によって雲は動いていることや、雲は連続して動いていることを視覚的に学ぶことができた。最後にこの気象データを使って地球の模型を作った。自分の「誕生日の空」もお土産でいただいき充実した授業になった。