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振り子の動きとおもりの働き３

ボールの衝突で球を転がそう

森竹高裕

　単元三つ目の体験活動は、すべり台を使ってボールの衝突をした。遊びの中から疑問や不思議に思うこと見つけてほしいと願った。

滑り台からボールを転がして下にあるもう一つのボールに衝突させて、遠くに転がそう。

　用意したのはソフトバレーボール・ドッチボール・サッカーボール・ボーリングの球である。踏み台は図のようにポートボール台と体育用小椅子の二つを用意した。

　子どもたちは班ごと作戦を立てて、どうしたら遠くにボールを転がしことができるかを考えた。作戦を立てたら試しの実験をする。班ごと作戦→試しの実験→本番という流れでおこなった。その結果

　　ド：ドッジボール、サ：サッカーボール、ソ：ソフトバレーボール
　　　　ボ12：ボーリング12号球、ボ８：ボーリング８号球
　　　　　　高：ポートボール台＋体育用小椅子の高さ
　　　　　　　　　中：ポートボール台の高さ

　子どもたちは、上の球は〈重く〉〈高い〉位置がよいことに気づいているようである。下の球をどれにするかで違いが表れた。ふわふわしているソフトバレーボールは衝撃を吸収するのだろうかあまり転がらなかった。時間をたっぷりとって十分遊ばせた。

ボールの衝突をして、気づいたこと不思議なこと

• 台の高さが、なぜ二段にするとよく飛んで、一段にすると飛ばないのか？
• 下のボールは少し固いボールの方がいい。上の球が重いとなぜ加速がつくのか不思議
• 僕は〈重さ」と〈高さ〉が関係あると思う。ボーリングの球と高さを変えたらいきなり３ｍぐらい減ってしまったのが不思議だった。
• ボーリングの当たる位置で転がし方が違った。