電気のはたらき９

パワーアップの実験をしよう。

　光電池をもっとパワーアップとするための方法として子どもたちが最終的に考えたのは次の７つであった。
〈ライトを当てる〉　〈ドライヤーで温める〉
〈鏡の光を集める〉　〈虫眼鏡の光を当てる〉〈ろうそくの光を当てる〉
〈太陽の光をビニール袋に通す〉〈光電池を直列につなげる〉

　次の手順で実験を進めた。

１．まず太陽の光を当てずに道具だけで光電池が動くかどうか確かめる。
　　動かないときは別の方法で試してみる。
２．動いたら太陽の光＋道具でパワーアップしたかどうか比べる。

　ドライヤーチームは意外だったようだ。熱くすれば動くと思っていたが光電池は動かなかった。

ライトグループは家庭用のスタンドライトを使った。光の量が少ないのだろう。モーターが動かなかった。パワーアップについてもはっきりとした違いは見られなかった。一番よくわかったのは〈光電池２つ〉であった。直列つなぎにしたのだが、電流計の針も大きく振れモーターの音も大きくなった。

鏡だとすごく回る。パワーアップは強力な光が必要。ライトは光でもあまり多くない。
実験で鏡、ライト、光電池二つが成功した。ろうそくをやってみたら回らなかった。でも光電池をやってみたら熱かった。
ライトは光が少ないと光電池は回らない。太陽の光はけっこう強い。ドライヤーをやったら火花が出た。全員で鏡をやったらヒマワリ（光の的あて実験器）が早く回った。光電池を２つやったらモーターの回ることが１つの時よりすごい音だった。
ビニールは太陽の光を通して光を当てたから、太陽の出ていない日かげでは効果はなかった。ライトは光が出るから日かげや暗いところでも効果はなかった。ドライヤーは熱を出しているけれど、光電池は光で動くから効果はなかった。ろうそくは熱と光を出すけれど光電池は光だから光の力が弱かったのかもしれない。光電池を多くつけると光がよく当たって吸収する力が強くなる。
太陽の光は強い。ライトは力が弱いことがわかった。２つ光電池をつけるとパワーアップとする。

　光電池をパワーアップとするためには、１．光をよく当てること　２．光が当たるところを広くする（光電池を２つつなげる）ということがわかった。