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十分、光遊びをした後にこう尋ねてみた。
これについては〈できる〉12人〈できない〉4人であった。理由は
〈できる〉12人
・鏡の光は温かいから床に熱が伝わる。
・光は温かいからずっとやれば温かくなる。
・鏡を当ててやると光が出る。それで温かくなる。
〈できない〉4人
・なんとなくそう思う。
子どもたちは鏡の光を当てた温かくなると考えているようだ。そこで実験をしてみた。
めいめいが鏡を手に光を当てた。しかし位置を固定することができずに、ずれてしまう。どんな実験の結果になったのだろう。
〈結果〉
温かくなった0人、変わらない10人、少しだけ温かくなった6人
さて子どもたちはこの結果をどうとらえてどう考えるのだろう。結果を踏まえて話し合いをした。
〈温かくなる〉
〈変わらない〉
〈変わらない〉派の意見はなかなか説得力があった。人数も〈変わらない〉が逆転し、10人近くの支持者になった。話し合いの途中に
・そうだ、手を当ててみれば?
というつぶやきがあった。この発言に注目して
二人一組をつくり、一人が床の冷たいところに手を置き、もう一人が鏡で光を手に当てた。手をかざしていると温かく感じることが分かる。光が手に当たると温かくなることを確かめてから
・温度計だ
すぐに何人もの子から声があがった。今度は床の上にある温度計に向かって光を当て始めた。すると気温も23℃→24℃のようにごくわずかな変化が見られた。
また一人に温度計を持ってもらい、全員が集中して光を当てていると 23℃→25℃に変化した。