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否定の意味をあらわす接頭語

森竹高裕

熟語の上に「非」「不」「反」「未」「無」などをつけると、反対の意味を表します。帽子をかぶせるように、この言葉が来ると意味が反対になってしまいます。

次の言葉を反対に意味にするには、どんな帽子をかぶせたらいいでしょう
　科学的　←→　非科学的　
　自　然　←→　不自然
　発　表　←→　未発表
　理　解　←→　無理解
　比　例　←→　反比例

次の文に、ぼうし言葉（接頭語）を入れて、正しいと思う文にしましょう
ぼうし言葉：「非」「不」「反」「未」「無」

ここにいらっしゃる森竹先生は、大変（　　　）誠実な人です。
子どもにはとても（　　　）協力的で、（　　　）社会的に活躍しています
手先も（　　　）器用だし、ものごとは（　　　）科学的にとらえます。
（　　　）理解（　だし・があって　）、（　　　）人間的な人です。
しゃべる言葉も（　　　）意味（　です・深いです　）
つきあう時間に（　　　）比例して、人気も（　急降下・急上昇　）です。
６の２の子どもたちがこう思うのも、とても（　　　）自然なことです。

この文を書いた人は、森竹先生のことを、すばらしい人だと思っているでしょうか？思っていないでしょうか？文をよーく読むとわかります。

みんなずいぶん喜んで書いていました。でも最後の発問３で一発逆転です。「やっぱり森竹先生はすばらしい先生だとわかりますね」と解説したらブーイングの嵐でした。