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言葉と事実 ３

言葉と事実が書いてある段落はどこか

森竹高裕

この教材では、同じ事実と結びついていても使われる言葉によって、その事実の受け取り方がちがってくることがあることについて、「うそつき少年」「野球の試合の結果」「デパートのハンカチ」の３つの例を元に説明をしている。
　
文の要旨をまとめたり、各段落がどのようにつながっているかを知るために、接続語に注目した。

１、２段落では、どのようなことが書かれていますか

　・イソップ物語のおおかみ少年のこと
　
ここは説明文の書き出しなので、イソップ物語の狼少年のことがわかりやすく書かれている。３段落では、課題になる文（問題提起になる文）が
"では、言葉というものは、事実と結びついていれば、どんな言葉を使ってもいいのでしょうか" であることを押さえた。
　次に

４、５、６段落には、「言葉」と「事実」がそれぞれ書かれています。どの段落が「言葉」でどの段落が「事実」でしょうか

この「言葉」と「事実」の見分け方が難しかったようである。始めは２つのことを混同している意見が多かった。話し合いをしていくうちに４段落には "野球の試合で一組が二組に四対一で勝った" という「事実」があること。
　
５、６段落では、その事実に対して、見出しをつけた「言葉」であることを確認した。根拠になる文としてあげられたものは、次であった。

• ５段落では "二組は強敵で勝つことがむずかしいと思っていたため" と 書いてあって、思ったことは言葉になると思う。
• ６段落にも "本当におしいところで負けたという感想をもったからで す" と書いてあるので、感想は言葉になると思う。