シリウス/ 国語 / 社会 / 算数 / 理科 / 生活 / 音楽 / 図工 / 体育 / 道徳 / 学活 / 特活 / 総合
白いぼうしの問題作りをおこなった。まず自分で問題を作り、班の仲間と解き合う。問題は、すぐに解けるものと解けないものがある。班のみんなで解けない問題はみんなで考える価値のあるものである。それがよい問題となって、物語のテーマに迫ることができる。今回も主題に迫るよい問題を作ることができた。
十分に本読みをしたところで、
と呼びかけ問題作りをした。
Ｑ．チョウが飛んでいたところはどこか？ Ａ．団地の前の小さな花
Ｑ．さし絵に描かれたチョウは何匹いるでしょうか。 Ａ．５０匹
Ｑ．松井さんは何を慌ててふんだのか。
Ｑ．運転席から取り出した夏みかんは、どんな色だったでしょう？
Ａ．陽の光を染めつけたような色
Ｑ．「よかったね」「よかったよ」の声はどのくらいの声か。
Ｑ．この物語の主役はだれか？
Ｑ．「よかったね」は、誰が言ったのか。
一人５問程度の問題を作り、お互いに問題をだし、答えを見つけていった。
すぐに答えが出るものもあるが、答えが出ないものもある。これを班ごとにあげて、検討していった。答えがわからない、という問題を黒板に書き出し、全員で考えていった。
Ｑ．なぜ他にもチョウはいろいろいるのにモンシロチョウなのか？
Ａ．作者が自分で決めたから。
Ｑ．青々ってどんな感じなのか
Ａ．木とか山とかがたくさんあって、青のいっぱいになる感じのことだ
と思う。
Ｑ．女の子はなんて姿を消したのだろう。
Ａ．よくわからない。
Ｑ．「よかったね」といったのは誰だったか。
Ａ．仲間のチョウたち
４年生の疑問について考えを聞いていくと、次第に「女の子がチョウに変わったのはなぜか？」ということが話し合いの焦点になってきた。
・チョウは、自分で仲間のところには戻れないから、生きていくために姿を変えた。
・きれいな菜の花畑を松井さんに見せてあげたい。
・男の子に捕まえられして、自分のいた野原がどこかわからなくなってしまった。道に迷ってしまったのかもしれない。そこわざと女の子になってタクシーに乗った。
チョウが女の子に姿を変えたのは、お礼のためだったのだろうか。それとも疲れて自分では仲間のところに戻れなくなってしまったので、タクシーに乗せてもらうためだったのだろうか。このことを学習問題にした。
考えは大きく四つに分かれた。それは〈松井さんにお礼を言いたいから〉２３人〈チョウ（女の子）はとても疲れたから〉４人〈道に迷ってしまったから〉６人〈もう捕まりたくないから〉３人 である。
〈松井さんにお礼を言いたいから〉２３人
・松井さんは帽子をあげてくれたので、助けてもらったと思い、お礼に小さな団地のところまで連れて行った。
・松井さんに助けられて、お礼を言いたいからタクシーに乗ったと思う。
〈チョウ（女の子）はとても疲れたから〉４人
・疲れていて飛んで行く元気もなくなって、どっちに行けば帰れるのかわからなくなったからタクシーに乗ったと思う。
〈道に迷ってしまったから〉６人
・僕は迷ったと思う。多分逃げてばっかりで、知らないところへ来て、四角い建物ばかりです迷ってしまった。
〈もう捕まりたくないから〉３人
・チョウになると、また誰かに見つかって、追いかけられて捕まっちゃうけれど、女の子の姿なれば大丈夫だから。
この４つの理由の中でどれが一番適してるのか、検討することにした。