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ちいちゃんのかげおくり2

何日間のことが書いてあるか

森竹高裕



 物語の時間的な経過について検討した。

この物語は何日間のことが詳しく書かれていますか 

 こう問うと子どもたちは時を表す言葉に注目し文章全体を読み直す。中には時を表す言葉かどうか迷う場合があるだろう。時を表す言葉があったとしても、それが二つとも同じ時刻を表しているケースもある。言葉の意味を読み取り尋ねられたことに合っているかどうか考えるときに国語の力が身に付くと考える。
 登場人物・主人公・物語のクライマックス・主人公の気持ちが変わったところなど、物語を読み取る視点がいくつかある。

 今回も子どもたちはさっと教科書に目を通し時を表す言葉を探していった。見つけだした言葉をノートに書き出し、何日間かを考えた。1週間前後だろうというという感触は持っていたようだ。予想をさせると次のようになった。

 〈5日間〉 4人
 〈6日間〉 7人
 〈7日間〉 3人

時を表す言葉を教科書の中から見つけていこう。

見つけた言葉 したこと
・出征する前の日
・次の日
・家族でかげおくりをした。
・お父ちゃんが出征した。
・夏の初めのある夜 ・空襲があった。
・夜になりました
・その夜
・くもった朝が来て、昼がすぎ、また暗い夜がきました。
・はす向かいのおばちゃんと会った。
・ざつのうの中のほしいいをかじった。
・明るい光が顔に当たって目がさめました ・ちいちゃんの命が空に消えた。



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