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土のふえ１

物語の順番は？

森竹高裕

「土のふえ」は２年生になって初めての本格的な物語教材である。子どもたちはずいぶん長く感じたようである。一回通り読み聞かせであると「ハー」というため息が漏れるほどであった。
　
長い話なので、話をつかみにくいのではないかと考え、挿絵から学習に入っていった。小さい子は絵にとてもひきつけられるので、絵を通して物語の中に入っていける。まず最初に絵の順番がバラバラになったプリントを配って

「土のふえ」の絵を印刷したんだけれど、順番がバラバラになってしまいました。これを正しく並べて元に戻せるかな。

　「先生、本を見てもいい？」
　「最初は見ないでやってみる」
　「エー、難しい」「できないよう」
こんなやりとりが続き、見ないでやるのが難しいと言っていたが、友達のを見ながら何とか列べることができた。並ぶ順番がわかったところで、ノートにこの絵を貼っていった。

順番に並べた絵をノートに貼っていこう。１ページ２つずつ貼っていってください。

九つの挿絵があるので、５ページにわたって絵が貼られていった。絵のはれた子は、色を塗っていった。子どもたちは、途中の順番で迷うこともあったが、順番をよ考えて並べていたり、色塗りを嬉々としてやっていた。
　
ノートに貼りり終わったところで、どんなことを話しているとか吹き出しをかかせた。

話に出てくる人たちは、どんなことを話していると思いますか？吹き出しに書いてみよう。

物語のだいたいの様子を読み取ることができた。全員が書き終わったところで

書いてあったら、まねっこして自分のノートに書き足そう。

お互いのノートを見合うことで、情報交換ができる。いいと思うことをまねすることで、より考えが広まっていく。