シリウス/ 国語 / 社会 / 算数 / 理科 / 生活 / 音楽 / 図工 / 体育 / 道徳 / 学活 / 特活 / 総合

ろくべえまってろよ ２

「けち」を考える

森竹高裕

穴に落ちてしまったろくべえを助けるために、かんちゃんやえいじくんたちがお母さんを呼んで来るという場面を学習した。授業では

かんちゃんが「けち」と言ったとき、かんちゃんは、お母さんたちに、ろくべえを助けてもらおうと思っていただろうか。

< 助けてもらおうと思っている >　１２人
　・ろくべえを助けたくてお母さんたちを”引っぱってきた”んだから、助けてほしいと思っている。
　・一応はお母さんたちを呼んだんだから、助けてほしいと思っている。
　・本当は、お母さんたちに助けてほしいんじゃないか。
　
それぞれ同じ考え同士の子で相談させたあと、再び意見を聞いた。
　
< 助けてもらおうと思っていない >　１８人

• もし、助けてほしいと思っていたら、お母さんたちに逆らったりしない。
• やってくれると思ったのに、やってくれないからがっかりして「けち」 と言ったと思う。
• ”口答え”の意味は、目上の者に言われたことに対して、逆らって言い返すことです。だから、逆らっていくるくらいだから、助けてもらおうと思っていません。

大変論理的な発表があり、これには参ってしまった子が何人もいた。やはりここでは、”ぼくがおりていく”とかんちゃんが言うことからもわかるように、すでにお母さんたちに、ろくべえを助けてもらおうとは思っていないと考えられる。