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読点の学習で教科書を読み終わったあと、私は黒板に丁寧に次のように書い た。
さあ、みんなで読んでみよう
「うんこのホテルにはプールがあるよ」
「もう1回元気よく!」
「うんこのホテルにはプールがあるよ」
さすがは、1年生。大きな声が教室中に響きわたった。そのうちみんなワイワイと騒ぎ出した。「おかしい、おかしい」「そんなの見たことないよ」中には、「ぼくはテレビで見たことがある」という子も…
そこでうんこのホテルの絵を見せると、いっせいに「くさーい!」の声。今にも臭ってきそうなホテルである。ここで、もう一枚の普通のホテルの絵を見せた。
・うんこのホテルにはプールがあるよ?、どういうこと?
子どもたちはしばらく考え込んでいたが、やがて一人の子が「わかったー!」と叫び黒板に読点を打った。
このように読めば、正しく意味が通じることを説明した。点一つで”てんで意味が違っちゃう”のである。教科書を眺めていた子が、「先生、教科書にも点があるよ」と気がついた。教科書の見方が少し変わったようです。
その他にも、点があるとないとでは意味の違う言葉を紹介した。
・ここではきものをおぬぎください。
・
授業の感想より
せんせいがおもしろいことをおしえてくれました。それはうんこのおもしろいおはなしです。それはうんこのほてるにはぷうるがあるよっていうの。すごくおもしろかったです。(T.M)
きょうはせんせいがうんこのほてるにぷうるがあるよ(中略)さいしょのうんこのほてるにはぷうるがあるよのこたえは、どこできればいいじになるか。せいかいは「うん、このほてるにはぷうるがあるよ」でした。(T.K)