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受精してから誕生するまでの胎内での様子を主に学習した。授業をすることで赤ちゃんは母親の胎内で大切に育てられていることがわかり、自分もまた同じように大切に育てられてきたのだということを感じてほしいと願った。
まずはこれまで学習してきたことを簡単に振り返った。ワギナについて名前と場所を教え、どれもが対になっていることを示した。このように繰り返し繰り返し振り返ることは、性というものに暗いイメージを持たせたくないからである。
| 二次性徴 | |
| 男の人 | 女の人 |
|
精 巣 精 子 ペニス |
卵 巣 卵 子 ワギナ |
| 受 精 | |
詳しい授業内容に入る前に、宇宙に浮かぶ宇宙船と宇宙飛行士について想像をした。
・ふわふわ
・ヘルメットをかぶっている
・ひもにつながっている
・ひもがないと死んじゃう
などの感じが出された。次に
子どもたちから出された疑問は
・息をしているのか
・心臓は動いているのか
・ごはんは食べているのか
・水の中に浮かんでいるのか
・目は見えているのか
・へその緒について知りたい
・赤ちゃんは寝たり起きたりしているのか
これらの質問に簡単に答え、ＮＨＫスペシャル「驚異の小宇宙 人体」を視聴した。子どもたちの質問に対する答えが美しい映像で描かれている。さてビデオを視聴したあとに、現在妊娠中の先生をゲストに呼んだ。Ｍ先生は現在妊娠３ヶ月。実際に今、命を育てている人に話を聞くのが何より一番だと考えた。
Ｍ先生は、赤ちゃんが時々動くと感じることとか、赤ちゃんが生まれるのが楽しみで、男の子でも女の子でもいいこと、とかを話して下さった。また超音波を使った写真を見せてもらったり、お腹を触らせてもらった。話の中で
・結婚すると赤ちゃんが出きるの
・「赤ちゃんがほしいなあ」と思うと赤ちゃんが出きるのかな
といった疑問も出てきた。さて話を聞き終わったあともう一度最初の宇宙船に戻った。
・ふわふわしているところが似ている
・ひもでつながっているのはへその緒みたい
上のような考えが出され、お母さんのお腹の中は、まるで宇宙船のようで、赤ちゃんはお母さんの宇宙船の中にいるようだねと「お母さんは宇宙船」（講学館）という絵本を読み聞かせた。
（お母さんは宇宙船を読んで）