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私たちの心は目に見えない。絵に描けるものでもない。漠然とある心を見つめ直すことで、自分のことをよく知ってほしい。自己理解を深めるために、こんな授業をした。
こう問いかけると、ほとんどの子が「うん」と返事をする。そこで
こう説明をして、図のようなプリントを配った。「ちょっと恥ずかしい」という声も聞こえたが、子どもたちは何だか楽しそうに心の中を書いていた。このような経験、きっと初めてのことであったろう。
さてある程度心の中が書けた頃を見て
全員が話すことを強制せず、話してもいいことを発表することにした。それでもほとんどの子が、みんなの前で話をしてくれた。友達がどんな心なのか興味があるのだろう。友達の話をじっと聞こうとしていた。
・早く誕生日が来ないかな。おもちゃを買ってもらえる。
・絵がうまくなりたい。あまりうまくないから
・マッチョになりたい。世界一強くなれるから。
・早く冬休みになってほしい。はと子の家に泊まりにける。
・サッカーがうまくなりたい。楽しいから。新しい人と遊べるから。
・なるみちゃんと双子になりたい。家も近いしよく遊ぶから。
・地震が一生来ないように。
・早くワールドカップをみたい。日本代表のキャプテンになりたい。
・新しい靴がほしい。
・優しくなりたい。
・ペットがほしい。
・ガングロと結婚したい。
・友達がいっぱいほしい。
・ずっと子供でいたい。
・お金持ちになりたい。
・布団で寝たい。ベットだと弟にいつもけられる。
・塾をやめたい。
・お母さんが3日で誕生日だから、プレゼントは何にしようかな?
・先生になりたいなぁ
このようにたくさんの心の中がわかった。友達の発表聞いてどんなことを感じたのであろう。
・お金とゲームのことが多い名
・たくさん心のことがあった
・目に見えない心だけれど、いろんなことを感じるかな。やっぱり。心は
大事だと思った。
・目では見えないけれど、心のことをいっぱい考えた。
・みんないいことを言っていた。
・同じことを思っている人がいっぱいた。みんなのはよくわかった。
・みんな夢がいっぱいあっていいな。でも私もいっぱいあってよかった。
・みんなたくさん悩みがあるな。
・みんないい心の地図をすごくいいことを思っていた。
・心のことをみんなに知られてイヤだったけれど、一杯書けてよかった。
・みんないろんなことを心に作っているんだなあと思いました。