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教室正面に飾る学級目標を決めた。「こんなクラスを作りたい」という子どもの願いを込めるものである。折に触れこの目標を見上げ自分たちの言動について振り返るものである。学級の方向やあり方を決める大切な指針となる。今年はこのように学級目標を作った
・仲よくするクラス 楽しいクラス 静かにするクラス
・呼び捨てにしないクラス なかよしのクラス 楽しいクラス ケンカをしないクラス。
・明るい 元気 笑顔ナンバーワンでケンカで０ 下品なことは言わない。
・元気１００％ ケンカ０クラス 輝くクラス 仲間外れのない。
・いじめがない 楽しい 協力 助け合う 思いやり にぎやか
・いじめのないクラス 悪口のないクラス 人が嫌なことをしないクラス。
子どもたちの願いを聞くと、毎年傾向はほぼ同じである。しかし、これは子どもにとって、もっともなことである。子どもの切なる願いである。学級担任は、その願いをかなえなくてはいけない。
さて次に、こうした願いを漢字一文字で表してみることにした。
国語の教科書などを見ながら、気持ちを表す漢字を探した。
・仲：男子も女子も仲良くする、さんづけで述べる。
・元：元気いっぱいのクラス
・絆：絆を深めれば、いいクラスになる。
・希：何事もあきらめない。
・明：明るいクラスがいいから
・絆：みんなの心を一つにする。
・力：チームワークや協力力を合わせる。
・助：助け合って、いじめがない。
このように、いくつもの漢字が出された。そこで、
全員分の願いが込められた漢字がずらーっと並べられた。出された漢字を仲間わけしてみると［心に関係するもの：心、絆］［様子を表すもの：明、楽］［動きを表すもの：笑、助］［そのほか］に分かれた。
ここで次のように呼びかけた。
・仲よく優しく友達と話し、絆を深める
・仲よく楽しく絆を結び、助け合う５年１組
・友と明るい絆を輝かせ
こうして個々に考えたあと、それぞれの班ごとに各自のよいところを使いながら。班ごとにキャッチフレーズを考えた。その結果は、
・絆を結べ 仲間と心をひとつにして 未来へ突き進め
・思いやり 友達と絆深めて 一歩先へ
・希望を捨てず 優しい心と心で 絆を深めよう
・絆を結べば だれもが友達 ５年１組
・心をつないで 仲間ともども 助け合おう
どれも素敵なキャッチフレーズである。自分の気に入ったものを二つ選び、挙手をしたところ、同数のものがあったので、決選投票をした。その結果、学級目標は「希望を捨てず 優しい心と心で 絆を深めよう」となった。
■平成１９年度の学級目標の作りかた
（１）どんな学級にしたいかキーワードを書く。
（２）その気持ちを漢字一文字で表すとどうなるか？ ３種類くらい
（３）どうしてそう思ったのか、わけも書く
（４）黒板に書き出して３文字くらいに仲間わけ
（上位３つのようにはしない）
（５）その漢字を使って語呂のよい言葉を自分で考える。
（６）班の人で「言いやすくて覚えやすい」キャッチフレーズを考える。
（７）班ごとのものを出し合い一つに決める。
（８）学級目標を囲むように顔のお面。
お面の下には、自分の考えた漢字も掲示する