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運動会の時期に、信頼することや友情について学習をした。
・仲がいい人、助け合う人。
・相談できる人。
・仲間で一緒に遊ぶ人。
・けんかする人、できる人
といった友だち観が出された。中には「おーっ」という発言があった。次に「二人三きゃくリレー」の話を半分読み聞かせた。よう子さんは先生から（足の遅い）よう子さんとペアを組んでくれないかしら」と頼まれ困ってしまうところまで。ゆう子さんはよう子さんと組むことで自分も何か言われないか心配なのである。
ゆう子さんの葛藤する二つの気持ちを子どもたちは発表した。
〈よう子さんのため〉
・二人で練習をやればもっと早くなるかも知れないな。
・え！よう子さんと組んでもまあやればできるから。組んでも合うかも。
・大丈夫だよ。よう子さんならついて行けるよ。
・よう子さんならうまくできそうだから組もうかな。
〈自分のため〉
・本当に一緒にやらなくちゃいけないのかな。少しいやだなぁ。
・よう子さんと組んだら、私まで転んでけがをしてしまう。嫌だよ。男子にいじめられちゃうかも。
・絶対やらない。他の人と組めばいいじゃん。何で私が組まないといけないの。
・よう子さんと組んでも合わせられないんだろうな。
・えー！よう子さんすごい遅いじゃん。いやだよう。持久走ビリの人だよ。何で私なの。よう子さんと組んだら私もいじめられるかも。
両方の考えが出されたところで
自分のため …０人
よう子さんのため …１１人
両方の中間 …２２人
このように重なる部分を作ったところちょうど真ん中に置く子たちが多かったです。正直な気持ちが表れていて好感が持てました。主人公のゆう子さん同様、心が揺れ動いているのです。
話の続きを最後まで読んだ。二人は一生懸命になって取り組んだのである。
・よう子さんも練習すればよくできることをわかってくれたのかな。よう子さんが明るくなってくれてよかった。
・よう子さんは本当は私たちの中に入れてほしかったんだね。作文を書いてくれてありがとう。
・ゆう子さんと一緒に組んでよかったな。ゆう子さん前より明るくなってよかったな。
・よかった。元気になって。よう子さんと組んでよかった。
このように迷ったけれど、一緒になって友情を深めたことのすがすがしさを述べた子が多くいた。
授業の感想
・ぼくもゆう子さんみたいに友だちに優しくしたいなと思いました。友だちは仲がいいから遊ぶんだと思っていたけれど、他にもあるんだと思いました。
・今日の道徳とても楽しかったです。
．指導案