シリウス/ 情報/ 懇談会 / 詩 /エッセー/発問集/そのほか /データ /
インターネットの使い始めは、ご多分に漏れず「インターネットの基礎・基本」であるオトナのＨＰでした。でもそのうちに、「お前は何か趣味があるだろう？」と私は問いかけられているように感じました。
ネット上にある膨大な情報。とても全てを見ることはできません。「自分は何を見たいのか？何に興味を持っているのか？」という選択を余儀なくさせられます。雑誌をパラパラとめくればひと通りのことが分かる、とはいかないのです。
いろんなＨＰを見ていて、「自分の言いたいことを自由に表現できる場なんだな」「自分の思っていることを人に伝えることができる場なんだな」と感じました。「おもしろそうだな。じゃあ、ボクも！」と思ったところで、伝えるものを何も持たない自分に気づき呆然としたのです。
毎日、誰かと話をしています。それはテレビの話だったり、ニュースのことだったり、誰かのうわさ話だったり。話すことがなくて困ったということはありませんでした。しかし、ＨＰという形でコミニュケーションしようとするとどうでしょう？伝えるべきもの、伝えたいものを何も持たない自分に気づきました。
エッセーや伝記など本を読むと、つまらない生き方の人はつまらない文だし、何かに向かって生きた人の生き方の人は、自然に引き込まれていくわくわくした文になります。ＨＰもそれと同じだなあ、と思いました。そこに書かれている文は、その人をあらわします。どう生きてきたのか、何をしてきたのかと。
どんな分野であれ夢中になれるものを持っている人をうらやましく思います。夢中の積み重ねがＨＰという結晶になってその人をあらわすわけですから。人に伝えたいことをもてる人になりたいと願っています。