今日は特別扱いの日

転出していく子のためのお別れかいの日に　　

森竹高裕

転出する子のために、お別れ会をしました。その子の希望をたくさん取り入れたお別れ会をしました。
・ドッチボール
・手作りのプレゼント
・お手紙などなど

給食はもちろん大盛りで、お代わりもてんこ盛りにしてあげました。私は「今日は特別扱いの日だから」と公言してはばかりません。
他の子たちも、どうしてなのかちゃんと納得しています。
ドッチボールは、本気で投げて当ってしまいました。泣かずに、ニコニコしていたのでホッ。

先生からのお話で、こんな話をしました。
Ｑ　Aさんのいいところはどんなところだと思う？
　・やさしい　・助けてくれる　・ニコニコしている
　・字が上手　・絵がうまい　　・頭がいい　　　　　などと板書
Ｑ　このよさは、新しい学校でも「よさ」として認めてもらえると思いますか？
　・認めてもらえると思う
Aさんはとっても不安だと思うけれど、今と同じようにしていればきっと新しいクラスの人たちに、よさをわかってもらえると思うよ

こんな話です。
Aさんは転出するので、こうしてみんなの前に立たせて、みんなによさを出してもらい、確認をすることができました。
よさを出し合っているときに、クラスの子たちも、Aさん本人も、とっても嬉しそうでした。
私の気づかなかったよさも出てきました。

転出という機会があったから、Aさんのよさを特別にみんなで出し合うことができました。
でも本当は、一人一人が前に出て「特別扱い」をしてあげたら、どんなにステキなことでしょう。
一人一人を特別扱いしたいな、と思ったお別れ会でした。

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