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あなたには今、将来の夢がありますか？「こんな仕事をしてみたい」「こんなことをしてみたい」と思うことがありますか？ 「そんなことを急に聞かれても、先のことなんかわからない」「本当になれるかどうかわからない」という人がいるかもしれません。
でも将来の夢は、突然に見つかるわけではありません。それは、自分が好きなことの中にヒントが隠されています。どんな「好きなこと」でも職業として存在しています。だから「好きなこと」の最初は何でもいいのです。
好きと出会う夢中になれる時間が、やがて将来の夢につながっていきます。好きなことをよく見つめると、自分がどんな人生を送りたいか、どんな大人になりたいか、はっきりしてきます。大切なのは、好きなことがあるかどうか？ なのです。あなたには今、好きなことがありますか？
こんな話をすると「自分には好きなものがない」とがっかりする人がいるかもしれませんね。でも心配することはありません。きっとまだ、好きなことに出会えていないだけなのです。実は、大好きなことを見つけて、ただひたすらに取り組める人の方が少ないのです。今のうちにいろいろなことに挑戦し、夢中になれることを一つでも多く見つたいですね。
さて、夢を本当にする第一歩は何だと思いますか。それは夢を何かに書くことです。人
に教えるためではありませんよ。自分のためにです。最初は短い文で構いません。たとえば「プロ野球の選手になりたい」「芸能人になりたい」「ゲームをつくるプログラマーに
なりたい」などなど。そうしたら、次はどんな選手や芸能人が好きなのか、どんなゲーム
が作りたいのかメモをつないでいくのです。
大切なのは書くことです。頭の中で考えているだけではいけません。書くことによって
考えは新しい力を持つのです。書くことで、目標が見え、今やることがはっきりしてきます。
これまでにも、願いを紙に書いたことがありませんか？ そう七夕飾りです。ほかにも、お正月に「一年の計」を立てたりします。願いを紙に書くというのは、昔から受けつがれてきた日本人の知恵なのですね。こういう夢や願いを紙に書いて大切にできる人が、夢をかなえられるのではないでしょうか。
好きと出会い続けたその先に、きっとあなたの将来が待っています