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実践には、経験年数や立場・経歴は関係ありません。今、どれだけの思いを込めて、目の前にいる子どもたちに指導しようとしているか？それこそが全てだと思います。
目の前にいる子どもたちにとって、先生の経験年数も、立場も経歴も全く関係ありません。過去にどんな華やかな経歴の持ち主でも、今自分たちにとって何もしてくれない先生であるならば、それは全く価値のない先生です。どんなに若くても自分たちにとって価値のある先生ならば、それはすばらしい先生になります。
研究会の討論も同じです。どんな立場であれ、授業を研究する人間としては全く同等ではないでしょうか。話し合いの結論を決めるのは、立場の上下ではありません。子どもの事実です。今までそう思ってやってきました。もちろん意見は意見としてありがたく伺います。新採の先生からもヒントになる話をもらうことがあります。本当にありがたいことです。
一年一年、心を込めて接しなければ、子どもたちに認めてもらうのは難しいです。これが教師の厳しいところです。過去の経歴は、今年出逢った子には何の関係もないからです。昔こんなことをしたんだよ、といったところで、全く役に立ちません。かえってマイナスになるだけです。でも、どんなに若くたって心を込めて接してくれる先生に子どもはついいきますね。それが、教師という仕事のすばらしいところだと思っています。