４年「火事をふせぐ」４

森竹高裕

消火栓と見つけよう

学校には消火器や消火栓の他にも消火施設がある。熱感知器・煙感知器・救助袋・火災報知器・防火扉・消防隊侵入口があること教えた。学校のどんなところにあるか探してみると

　消火器２９こ　　　　　　消火栓１４カ所　　防火扉１０カ所
　非常ボタン１４カ所　　　救助袋３カ所　　　煙・熱感知器５３カ所
　消防隊侵入口２０カ所　　合計１４３こ

なんと１４３カ所の施設があることがわかった。そこで

発問１　　学校にはなぜこんなにたくさんの設備があるのだろう。
　

広小は広がつくほど広いから、火事があったら近くの消火栓などを使ってせるように広小には消火設備がたくさんある。
広小も他の学校も、このくらいの設備がなければ大きな火事のとき困るから。
火事になっても先生やみんなが無事でいたり、１４３の設備で火を消したり、人が逃げたりするためにあると思う。
学校は広いから、１４３こ位あった方がいい。１４３こもあれば、火もたくさん消せるから。いっぺんにやればたくさんの火が消せる。小さな火は、消火器で消せる。
広小にはたくさんの子どもがいて、その子どもを守るために設備がたくさんあると思った。それに親も自分の子どもが危ないことになっていると思わせたくないから。
煙感知器はその階が燃えないためにする。設備はその階にもある。燃えてしまうとお金などがかかってしまうから、設備はいっぱいある。
火が大きくなって消防車を呼ばなきゃというとき、電話が燃えていたら煙感知器や非常ボタンで助けを呼ぶ。逃げ道がなくなったときは、救助袋などそれぞれいろんな働きをしている。これらがなければ逃げ道も消防車も来なくなってしまう。

このように学校にはたくさんの防火施設があることがわかった。ここで自分の家にはどのくらいの防火施設があるか調べてみた。

指示１　　自分の家にはどんな防火施設があるでしょう。家の人に聞い
　　　　　　てみよう。　
　

こう呼びかけで調べてみると、家庭は、学校とはずいぶん違うことがわかった。
　消火器１２軒　　　消火栓０軒　　　防火扉０軒　　非常ボタン０軒
　救助袋０軒　　　　煙感知器０軒　　熱感知器０軒　消防隊侵入口０軒

わずかにあるのが消火器で、その他のものはほとんどない。

発問２　　皆の家は火事になってもいいのかな？火事になったらどうや
　　　　　　って火を消すのだろう。
　

「だめだめ」みんなとんでもないという顔をしている。
　・お風呂の水で消す。
　・ホースで消す。
　・バケツに水をくんで持ってくる。
　・消火器で消す。

ここで一般の家庭向けには、道路に消火栓があること教えた。消防署からいただいた地域の消火栓の配置地図を見せて

　　　　　　消火栓の地図があるんだけれど見てみたいですか？　学校の
指示２　　外に出て、地図のとおりに消火栓があったら地図に赤く印を
　　　　　　つけていこう。
　

もう地図を見たくて仕方がないといった様子である。地図を配ったところで、消火栓探検に出かけた。学校の前の道路に出るとすぐに「先生あったよ」の声。消火栓を見て「あぁこれか」の声も上がった。じつは普段からよく見かけているものである。地図を片手に学校周辺にある消火栓の確認していった。

消火栓は、道路の四つ角にあることが多い。それは、どの方向にも水をかけやすいからである。消火栓がどんなものかわかったので、学校の帰り道のどこに消火栓があるかを見つけることにした。見つけた消火栓は、学区の地図に印をつけた。

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