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「辞書」
Ａ・Ｏ
辞書を引けば
何でもわかる
でも一つ
辞書を引いて調べても
わからない
それは人の心
「なぞ」
Ａ・Ｏ
私は海の広さなんて知らないし
空の広さも知りません
だけど私は
あの子が泣いたことなら
知っている
フフフ…
「とうふ」
Ｙ・Ｓ
とうふはすぐに
つぶれてしまう
そのとうふを
直すのはむずかしい
人の心だって
一度こわしたら
直すのにむずかしい
人の心は
とうふみたいに
デリケートだから
大切に 扱わなければいけない
「大きいから」
Ｍ・Ｏ
自分は 大きいから
大きいねって 言われる
自分はだから 大きい自分が嫌い
普通になったらな
思っても 小さくなるわけじゃない
だから
大きい自分に負けない
大きい心を持つんだ
「反対」
Ｋ・Ｙ
表と裏
光と影
空と地
正義と悪
何でも反対がある
人の心は裏返りやすい
だから正しい人もいる
悪い人もいる
けど正しい人も
裏返り 悪い人になりかねない
逆のことだってある
けっして裏返らない
強い心を持ったとき
それが
本当の自分だと
ぼくは思う
「星」
Ｎ・Ｍ
星は 大昔に発見され
いろいろな名前がつけられている
一等星や二等星には名前がついている
でも 小さな星には名前がない
一生懸命輝いているのに
私は
その小さな星をじっくり見たい
一等星に負けないくらいの輝きを
「巣立つ心」
Ｍ・Ｋ
ぼくらの年になってくると
心は大人になろうとする心と
このままでいたい心がある
両方の心は
互いに反発しあい
心がぐしゃぐしゃになる
そうなると自分が
自分でないように感じる
苛立ったりわがままを言ってしまう
でも自分のことを
じっと考えると
どんどん大人の心が大きくなって
そして大人になっていく
「春のかいだん」
Ｓ・Ｓ
今 春のかいだん登ってる
横には梅桃桜がさいて
前には 夏が待っている
後ろには 今まで登ってきた
冬のかいだんがある
春のかいだんが最後になると
もうすぐ私も中学生
「春の話」
Ｍ・Ｉ
春は季節のはじまりだ
春にはさまざまな花が咲き
季節のかわりめを教えてくれる
花はすくすくと育ち やがて
チョウチョを呼び
チョウチョに話しかけてくれる
チョウチョはそれを動物に話し
やがて人間まで
春が来たことを教えてくれる
そんな春が好き
みんなに話しかけてくれる春が
「空」
Ｒ・Ｋ
空を見ると 心が落ち着く
それになんだか
眠たくなる
鳥・葉っぱそれに風船
でも雨や雲だと
心が痛む
でも晴れると
とっても心が落ち着く
空を見ると
やる気が出てくる
「花」
Ｈ．Ａ
嫌われた匂いの花
いい匂いで人気の花
いろいろな花
匂いのないシロツメクサ
みんないろんな人に買われたり
摘まれたり蜜を吸われたり
踏まれたり
花は
いろんな一生がある
「ひまわり」
Ｍ・Ｋ
ひまわりは 夏に咲く
ひまわりは
熱く燃える太陽に似ている
夏は暑いし
ひまわりも熱く燃えている
ひまわりが
なぜ夏に咲くかわかった
それは 夏とひまわりは
熱い（暑い）糸で
結ばれているからだ
「風花」
Ｋ・Ｋ
今日 風花が舞った
名前のとおり 花が風で
おどっているように見えた
地面に落ちたら
スゥーと消えた
久しぶりに見える風花は
ぼくの心に焼きついた
「さくら」
Ｎ・Ｏ
さくらは
私たちと同じように生きている
最初は 葉っぱだから
私たちは０〜２歳くらい
小さなつぼみがでたから
私たちは３歳くらい
だんだん大きなつぼみができて
私たちは１０歳くらい
花が咲いたときは
もう大人かな
さくらは
私達と同じように生きている
「チョコレート」
Ｅ・Ｎ
お姉ちゃんが買ってきたチョコレート
食べちゃだめだよって言われてたけど
一口ならいいよね
そしたら半分食べちゃって
お姉ちゃん 気づかなくって
私にくれた
そのチョコレートは悲しい味
「ありさん」
Ｅ・Ｙ
ありさんは小さい ぞうさんは大きい
ありさんは小さい 熊さんも大きい
ありさんは小さい 犬さんも大きい
ありさんは小さい 猫さんも大きい
ありさんは小さい チョウさんも大きい
ありさんはかわいそうだ
見下ろすことが ほとんどできない
ありさんにとって
この世の中は巨人の国なんだ
「始まりと終わり」
Ｋ・Ｍ
始まりは 誰にでもある
終わりも 誰にでもある
小学校は もう終わり
そして 中学校での始まり
始まりは 誰にでもある
終わりも 誰にでもある |