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Ⅱ では国語の授業のスタイルは？ １ キーポイントは複数教材化 (1) 情報をいかに「集め、選択し、活用する」か？ これまで、国語科においては数々のすばらしい実践がなされてきた。しかし一方、取り上げられた教材を徹底分析し、指導者(・・・)が学びえた知識を指導者(・・・)が伝達するだけの指導も多くなされてきた。いわゆる重箱の隅をつつくような授業である。そうした繰り返しが、子どもの「ことば」離れを引き起こしてこなかっただろうか？ 今回の学習指導要領・国語の「改善の具体的事項」では理解領域の指導が読書力の育成に資するように配慮すると示され、教科書教材を弾力的に使用することが求められている。 つまり、「ことば」を子どもにとってもっと魅力的なものにしよう、という視点である。 今よりもはるかに国際化・情報化が進むであろう将来、これからの国語教育においては、自己学習力を獲得することが課題であるといわれている。つまり必要な資料を収拾したり、目的に応じて取捨・選択・活用したりする能力が重要視されているのである。  |