６年　　社会

　　　拝啓　大使閣下 ５　〜日本は何も作れない国か〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕

前回は輸入について学習をした。今回は輸出についての学習である。日本に
は資源がないので、資源を輸入しそれを加工して輸出していることをねらい
とした。

発問１　前の授業でやった、日本にないものは何でしょう。

食べ物：小麦、砂糖、豆、肉
資源：石油（灯油、ガソリン）、石炭、パルプ

などがすぐに出された。次に日本には資源がどれくらいあるのかのグラフを
提示した。余りの少なさに、「へー」とびっくりしながらグラフを眺めてい
た。（資料は、小学生朝日学習年鑑から抜粋）

発問２　グラフを見て、どんなことがわかりますか。どんなことを感じ 　　　　ますか

　・何もかもない
　・鉄がない、天然ガスもない、情けない
　・全てない
　・これじゃ困る。貧乏になっちゃうよ。日本は金持ちだから買えばいい。

発問３　グラフを見ると、日本には資源がないのがよくわかりますね。 　　　　材料がなければ日本はものが作れないんじゃないだろうか

< 作れない >　１人
　・材料がないし、足りなくなっちゃうんじゃないかな

< 作れる >　３人
　・材料を輸入すれば作れるよ。
　・遠い外国から輸入すればいい。
　・リサイクルとかすればいい。古い車の部品とかをはずして使うとか。

話し合っているうちに、全員が < 作れる > になった。

指示１　では、みんな輸入すればいいと言ったけれど、そのお金は誰が 　　　　払うんですか

　・総理大臣が払っているんじゃないの
　・コンピュータとか売ったそのお金じゃないの
　・車を外国に売ったお金で買っていると思う。
　・お互いにそういうふうに、貿易してもらったりあげたりしていると思う。

このように貿易のしくみについて輸出をしたお金で資源や食料を輸入してい
ることが見えてきた。最後に

発問４　日本はどんなものを外国に売っているでしょうか

　・カメラ　　・ビデオ　　・洗濯機　　・掃除機　　・時　計
　・電　灯　　・自転車　　・自動車　　・トイレ　　・ガ　ス
　・フロッピーディスク　　・冷蔵庫　　・ファミコン

などが出された。どれも的を得ている。