５年　　社会

　　　くらしと情報 ５ 〜情報はいつも正しいことを伝えるか〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕

情報はいつも正しいことを伝えているかどうか、情報の正確さについて考え
る授業をおこなった。

きょうのスポーツ新聞をここに持ってきました。記事はワール 発問１　ドカップの抽選会についてのっています。この記事を見ると　 　　　　「日本勝った」とありますね。これは本当のことでしょうか？ 　　　　正確なことでしょうか？

記事はワールドカップの予選会のことに触れ、組み合わせによって日本が勝
ったかのように書かれている。見出しの妙である。ここで読者を引きつけ部
数を伸ばす努力をしているのである。時に見出しはセンセーショナルなもの
になる。しかし真実かと問われれば、答はＮＯである。子どもたちもすぐに
そのことに気づいた。

そこで、

発問２　新聞やテレビはいつも本当のことを言っているのだろうか？

< 正しい >　５人
　・うそをつく新聞を作ると、その新聞は嫌われて買ってもらえないから。

< 正しくない >　５人
　・ＣＭでもインチキなどがあるし、手品でもだましているものがあるから。
　「いつも」本当のことを言っているわけではない。

< 両方 >　２６人
　・新聞とかテレビはうそみたいことを書いたり言ったりするけれど、それ
　　は見る人の気を引くためだし、内容もだいたい正しいから。でも雑誌と
　　かは気を引くために全然違うようなこともあるから両方だと思う。
　・新聞社は正しい記事を持ってきたり、新聞社のつくったうその４コママ
　　ンガもあったりするから、両方だと思う。
　・この間学校で見た新聞に「日本勝てる」とサッカーの記事に書いてあっ
　　たけど、実際まだわからない。勝ってほしいからそういう風に書いてあ
　　ると思う。

このように < 両方 > という意見が多くあった。そこで、ある雑誌の記事を
配り読み聞かせたあとに次のように尋ねた。

発問３　今、ニンテンドウ６４は売れているだろうか

< 売れていない >
　・「他社に押され気味」と書いてある。
　・Ｎ６４が売れないから人気のポケモンを使った。
　・「テコ入れをはかる」とあって、テコ入れってのは、Ｎ６４に力を入れ
　　ることだから売れていない。