５年　　社会

　　　宅配便のヒミツを探ろう ４ 〜ヤマトは高いのに使われる〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕

同じ荷物でも、ヤマトの方が郵パックより料金が高い。それでも、ヤマトは
よく使われている。その理由について考えた。

郵パックとヤマトでは同じものを送るときに値段の差はあると 発問１　思いますか。郵パックの方が５００円も安いのに、なぜ荷物の 　　　　数がこんなにも違うのだろう

ヤマトが使われる理由としてたくさんのものがあげられた。

　・早くつくこと。　　　　　　　・安全に運んでくれること。　
　・重量制限がないこと　　　　　・ＣＭをやっている。
　・年中無休でやっている。　　　・店の数がたくさんある。
　・夜間お届けしている。　　　　・いろんなシールがある。
　・海外にも送れる。　　　　　　・お店が住宅街にもある。

発問２　この中で一番の理由になっているものはなんだと思いますか。 　　　　一つだけ選んでみましょう。

子どもたちは、自分が一番いいと思う理由を一つだけ選んだ。

　< 早くつく >　７人　　　　< ＣＭ >　２人　　< 重さ >　３人
　< 年中無休 >　５人　　　　< 安全 >　７人　　< 店の数 >　５人
　< サービス・シール >　３人　　　　　　　　　< 海外 >　３人

指示１　グループごともっと詳しく黒猫ヤマトのことを調べてみよう

同じ考えの人同士でグループを作った。それぞれ自分たちの理由についてグ
ループごと調べることにした。子どもたちは、いろいろな方法で調べた。

　・図書館に行く　　　　　　　　　　・高速道路の今と昔を調べる
　・仕事をしているお父さんに聞く　　・ヤマト広報課に聞く
　・取扱店に言って聞く。
　・テレビのＣＭでなんと言っているかメモする

自分たちで調べていくうちによくわからない問題が出てきた。そこで、

発問３　追求グループごとに自分たちがわからない問題を見つけよう

それぞれのグループごとの出てきた問題は次のものである。

< 早くつく >
　・道が渋滞の時はどうするか。昔高速道路がないときはどうしたか
< ＣＭ >　
　・ＣＭは必要か・必要じゃないか
< 年中無休 >　
　・年中無休のいいところ・大変なところ
< 安全 >　
　・荷物が早くつくのに、ビンなどはわれないように安全につくのか
< 店の数 >
　・お店はバラバラにあるよりひとつの方がいいんじゃないか。このままだ
　　とお店が多すぎてつぶれてしまわないか
< サービス・シール >　
　・品物が生ものなのに、留守中だったら腐っちゃうからその場合はどうす
　　るか
< 海外 >
　・海外への荷物はどうやって送るのか
< 荷物 >
　・ヤマトは１２ｋｇ以上送れるのはなぜか（郵パックはだめなのに）