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学習課題を与えて学習問題が生まれます。学習問題は授業の中から生まれ、子どもが「この問題を解きたい」と切に願うものです。ときに単純であったり、教員からすれば取るに足りない問題ではあるかもしれませんが、子どもが燃える問題が授業の中から生まれるものだと感じています。
■国語「わらぐつの中の神様」授業の実際
Ｑ１ 学習課題 大工さんがおみつさんのことを好きになったのは、いつだろう。
Ａ．０〜２回目
・もう買う前から大工さんは一目惚れしていた。
Ｂ．３〜４回目
・二足目までは予備で必要だが、三足目は違う。
Ｃ．５〜６回目
・プロポーズをしたから
学習問題 大工さんは、買う前からおみつさんのことを好きだったのだろうか？
・村中の人から好かれていて、とあるから、大工さんもおみつさんのことは知っていた
・おみつさんの顔をまじまじと見つめて、おみつさんがどんな人か知りたい。
→ 大工さんは、買う前からおみつさんのことは気になっていたのだな。
Ｑ２ 学習課題 おみつさんは、なぜ大工さんのプロポーズにＯＫしたのだろう？
Ａ．ほめてくれた １０人
・大工さんがわらぐつのことをほめてくれたから。
Ｂ．神様みたいに大事にする ５人
・だれでも神様みたいに、大切にされたいから。
Ｃ．買ってくれた １２人
・何度も買ってくれた。 ・結婚すれば自分の欲しい雪下駄を親に買ってもらえる
Ｄ．たのもしいと思った ４人
・大工さんのことを感心して、たのもしい人だと思ったから。
学習問題 それぞれ何かが足りない。おみつさんは大工さんのどの言葉に心が動いたのだろう？
Ａ わらぐつだけをほめてくれたからＯＫだった？
Ｂ 神様扱いしてもらえることだけが嬉しかった？
Ｃ 雪下駄めあて、お金めあてだったからＯＫだった？
Ｄ 頼もしいだけ、偉いだけだからＯＫだった？
・使う人の身になって、使いやすく、じょうぶで長もちするよに作るのが、ほんと
のいい仕事ってもんだ。
・使う人の身になって、心をこめて作ったものには、神様が入っているのと同じこ
んだ。それを作った人も、神様とおんなじだ
→ おみつさんの「思いやりの心」を認めてもらえたことが嬉しかったんだな。